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バイオメカニズム学会誌
Print ISSN : 0285-0885
解説
ヒトや動物はなぜ眠るのか
井上 昌次郎
著者情報
  • 井上 昌次郎

    東京医科歯科大学名誉教授

責任著者(Corresponding author)

ORCID
キーワード:概日リズム,大脳,ノンレム睡眠,ホメオスタシス,レム睡眠
ジャーナルフリー

2005 年 29 巻4 号p. 181-184

DOIhttps://doi.org/10.3951/sobim.29.181
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  • 発行日: 2005 年受付日: 2005/07/21J-STAGE公開日: 2007/10/23受理日: -早期公開日: -改訂日: -
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抄録
ヒトや高等動物は連続運転に最も弱い臓器である大脳に頼って生きている.その大脳をうまく管理するための自律機能が睡眠である.つまり睡眠の役割とは大脳を守り,修復し,よりよく活動させることである.発育初期には大脳を創り育てる役割もある.それゆえ睡眠は活動を停止した状態ではなく,活動モードを能動的に切り換えた状態である.大脳を点検修理して保全するノンレム睡眠と大脳を活性化し目覚めさせるレム睡眠とが,その役割を相補的に分担している.睡眠調節の部位は脳幹であり,概日リズム機構(約1日周期の眠気リズムを発信する)とホメオスタシス機構(睡眠の過不足から眠りの質と量を決定する)とが協調している.睡眠はさまざまな体内外の要因に依存して多様に修飾され順応性が高い.
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