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Tropics
Online ISSN : 1882-5729
Print ISSN : 0917-415X
ISSN-L : 0917-415X
屋久島スギ天然林の動態
鈴木 英治
著者情報
  • 鈴木 英治

    College of Liberal Arts, Kagoshima University

責任著者(Corresponding author)

ORCID
ジャーナルフリー

1996 年 6 巻4 号p. 421-428

DOIhttps://doi.org/10.3759/tropics.6.421
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  • 発行日: 1996 年受付日: -J-STAGE公開日: 2009/05/31受理日: -早期公開日: -改訂日: -
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抄録
屋久島の標高約900-1600 m の間では,スギ·ツガ·モミが優占し,ヤマグルマ·アカガシ·ヒメシャラなどの広葉樹が混生する温帯性針葉樹林が見られる。この森林内で最近伐採された場所から10ヶ所選び,合計4.7 ha 内の針葉樹の樹齢構成と初期成長速度を調べた。針葉樹は,伐採や台風などの撹乱の後に集中して発生した。多くの場所で江戸時代の1642-1850 年の問の伐採の影響が見られたが,特に瀬切川沿いでは下流から上流に向かって伐採が進んだと推定された。
スギの圏内の最高樹齢は屋久島で約3000 年と推定されているが,モミとツガも屋久島の個体が日本国内で最高樹齢であり,南西日本から東北日本に向かって最高樹齢が短くなる傾向があった。
降水量の多い屋久島では,苔むした倒木や他の個体の幹がスギやヤマグルマ実生のよい発生場所になっていた。特にヤマグルマは着生状態で発芽し, 熱帯の絞め殺し植物のようになることが多い。しかし,霧島では降水量が少ないためか着生するヤマグルマは少なく,多くが岩の上に発生していた。
引用文献 (21)
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© 1996 日本熱帯生態学会
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