Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


節足雑踏イケタライク

日々思った事や、書籍・映画・その他の感想なんかを呟きます。あまりマジメではございません。

トップ>ちょっとしたそんな冒険心は改札に吸い込まれて吐き出され立ち止まらず歩いていれば君の顔も知らずのまま幸せに生きていただろうか

ちょっとしたそんな冒険心は改札に吸い込まれて吐き出され立ち止まらず歩いていれば君の顔も知らずのまま幸せに生きていただろうか

ありきたりな僕の 日々を壊してくれ

異常なほどの刺激を 待ち望んでいたのかな

ちょっとしたそんな冒険心は 改札に吸い込まれて

吐き出され辿り着いた 雨降るこの街

steppin' out / flow

 

もしもあの改札の前で 立ち止まらず歩いていれば

君の顔も知らずのまま 幸せに生きていただろうか

Plazma / 米津玄師

 

改札で繋がるもんだ。「境界」的なモチーフとして使いやすいものではあるんだろうけれども。

 

この場合「君の顔」に該当するのは誰だろうか。

 

「東京に来て初めてあった人」だと正臣になるんですが、アイツは幼馴染だからもう知ってるっちゃあ知っている。ここはやはり、「非日常の象徴」たるこの物語の主人公、首無しライダー、セルティ・ストゥルルソンが相応しかろう。

 

でもアイツ顔ないよ。

 

あるけど帝人くんが「顔」知ったの、確か、だいぶ。

 

……まぁでも逆にアリか。

 

「ちょっとした冒険心」を切符代わりに改札を開いたら、本来首のない首無しライダーの顔すら知る事になってしまい、そしてその状況で「別のあり得たかもしれない道」に思いを馳せるわけですね。

 

今度は「ちょっとした」ではないだろうあの状況になるまでの諸々は、と、そういう話になりますが。その後は「馳せたところでよ」みたいな話にもなる。多分マチュちゃんもこの話にはなる。

 

 

 

龍ヶ峰帝人くんについてのアンケートが完了しました。みなさまご協力ありがとうございます。

 

結果としてはこんな感じになりました。

 

デュラララ!!(著・成田良悟)に登場する竜ヶ峰帝人(特に6巻以降、俗に言う覚醒後)についての質問です。

可能なら読んでいた当時のことを思い出して回答してください。

帝人の価値観(非日常への憧れ)と、特に覚醒後の行動(ダラーズの方針変更・粛清)について、どう思いながら読んでいましたか?

— 雑踏虫 (@zatto_mushi)2025年5月3日
https://x.com/zatto_mushi/status/1918592318791393552?s=46&t=KljY-98TMGtkNuNZXMBrlg%20

 

グラフにするとこんな感じだ。

 

f:id:zattomushi:20250505062749p:image

 

全60票でこれだから票の内訳としては……。

  • 共感できる/応援していた 5票
  • 共感できる/応援はしない 15票
  • 共感できない/応援はしていた 27票
  • 共感できない/応援もしない 13票

だろうか?

 

終わったから言えることではあるが、10票くらい入った段階でアンケートの文面に思うところが出てきてしまった。「価値観」が1巻時点でのそれなのに、「行動」が6巻以降についてのそれであった。覚醒後は非日常に関するスタンスみたいなものも微妙に変化しているから、そこを揃えるべきだったかもしれへんなと反省している。

 

まぁけどそこを揃えたら多分「共感できる」がより減ってただろうからこれでええかなという気もします。6巻以降の変遷も「非日常に憧れる」ではないのか、違いがあるとしてその差を同じ様な文字数で端的に表現できるのかと言われたらそれは難しいし。

 

先の記事で改めてわかったが、俺はこの全ての選択肢が等価であるべきだと思っている。特に今回はわざわざご投票いただいたわけで、方向としてはプライスレス方向の等価であると、今回は明言するとしよう。

 

zattomushi.hatenablog.com

 

さて等価であると示したその上で大小は出てしまったものだから「事前の予想」と「結果」について、そして「お前は結局帝人くんについて当時どうおもっとったんや」という話についてああだこうだと言っていく。先延ばしにしちゃったんで結論だけ早めに書いておくとこの選択肢の中なら「共感できない/応援はしていた」ですね。

 

なんや最大多数派か。

なんも悪い事やない。

 

あとついでに前の記事でやろうとしてたマチュちゃんと帝人くんの比較でもしよう。できるかは知りません。

 

 

 

共感できる/応援はしない・共感できない/応援はしていたの「片方はするけどもう片方はしないよ」が多く票を獲得したのは、事前に予想した通りである。

 

予想していた理由は色々あるんだけれども、まぁ1つは地の文=サンですね。というか地の文を含めた全体的な描写の数々か。

 

ダラーズは変わった。

茶店の片隅で、誰かがそう呟いた。

少し前までは気軽なサークルのようなものだったのに、今では本当にカラーギャングの様になってしまったと。

(中略)

ダラーズは変わった。

街の路地裏で、誰かがそう呟いた。

もう、このチームにはーーだらだらする自由など残されていないのだと。

(デュラララ!!×8 電子版 P9-14)

 

「確かに、『僕が居場所を作る』って、普通にある決め台詞っぽいけど、帝人君みたいなタイプの子が言うとなんか妙だよね。しかも杏里ちゃんがなんか悩みを打ち明けたりしたわけでもないんだし。自分から突然言い出すなんて宗教じみてる感じがする」

神羅は暫し首を捻り、杏里に向かって欠片の悪気もなく自分の正直に感想を口にする。

「ぶっちゃけ何の脈絡もなくそんな事言われても、善意の押し付けっぽいよね。なんだかウザい子になりかけてるんだねえ帝人くブゴフォッ」

(デュラララ!!×8 電子版 P76-77)

 

家の屋根も吹き飛ぶような台風の中を、雨合羽も纏わず、いつも通りの笑顔で歩いている。そんな不気味さを、今の帝人の笑顔の中に感じたのだ。

(デュラララ!!×8 電子版 P285)

 

 

8巻だけでもこんな感じに、高い頻度で、色んな言い方で、現在の帝人、ひいては「彼の目指すダラーズ」について「いやぁー良くないなー」してくるから。そりゃ読んでる側としても「良くないんだなー」となり、「共感」か「応援」かの少なくともどちらかには影響が出るでしょう。

 

いや場面としてはもう少し色々あったけども、最後の描写とかそうですが、帝人くん「こんな時にもいつも通りです」が異常性の売りなので、なんか場面を単独で抜き出してわかりやすく「おかしいといわれています!」な場面が少なくて……全体的に「良くないなー」されているのは、実際に読んでいただければわかると思う。

 

その上で帝人くんの描写自体は多く、まぁ色々大変なところを頑張っているのもわかるので、「共感」か「応援」かのどちらかは、まぁやろうと思えば出来るのだろうけれども。

 

どちらがやりやすいかと言えば、まぁ個人差はあるでしょうが「応援」かね。大変なところを頑張っているのは、まぁ解るから。そのモチベーションというか、それを為す原動力みたいな部分に「共感」できるかどうかは、人による部分が大きかろうが。

 

そんなわけもあってか俺は「共感できない/応援はしていた」になり、敢えてこの選択肢の中でどれが多いか予想するのであればコレかなと思っていました。まぁ結果出てから書くならなんとでも言えますが。

 

……マジでそう思ってたんですよ?

 

期間中に見えるところで「俺はこれで、予想は〜」みたいな事するとアンケート結果に若干影響出そうだったからしなかったが。

 

あとはまぁ、そうねぇ。

 

……コレはあくまで俺が帝人くんに対しこういう印象(共感できない/応援はしていた)になった理由を、当時を思い出しつつ出来るだけ理屈づけて考えたら出てきた、少なくとも「俺の印象にはこの影響があったんじゃないかなぁ」という程度の要因であり、他の「共感できない/応援はしていた」な人たちにもコレが影響していたんです、という事を言うつもりは間違っても無いのだけれども。

 

……なんでこんなもってまわった言い回しをするのかと問われりゃ、「貴方は『コレ』の影響を受けていたんです!」と他人に言われた場合、そこそこ嫌な気分になるからで、本当にそんな事を言うつもりはないけど俺の印象には『コレ』の影響がゼロだったと断言は出来ないんだよね実際どうだったかね当時の事を完全に再現はできねえから藪の中だねという記録を残しておく意味だけで書いておくけれども。

 

折原臨也のせいじゃない?

 

あの趣味が人間観察の人の覚醒帝人くんへのスタンスが正に「共感できない/応援はしていた」じゃないですか?

 

いやあの人ほぼ大体全員「どうなるかな/どこまで行けるかな」感覚で応援(……つっていいのかなぁ)はしてるし、じゃあ誰かに共感してるのかと言えばそこはあんまりだろうから、数いる「共感できない/応援はしていた」勢の中の一人(敢えて言えば割としっかり応援しているグループではありそう)が帝人くんだっただけでしょうが。

 

それでも「このスタンス」で帝人くんに接するキャラクターが確かに居て、しかもそのキャラクターが……(当時の色々を思い出す/ちょっと調べたりもする)……まぁ、ベクトルは色々あるけど「話題で人気のキャラクター」ではあったわけだ。

 

で、当時の俺は、まぁ、思春期で。「話題で人気のキャラクター」の、真似事を……少なくとも似たようなスタンスを取りたがる事は、あった様ななかった様な……。

 

……まぁ……俺は今となっては当時影響を受けていなかった、と断言は出来ず、受けた可能性がある事を否定は出来ない……くらいのニュアンスの返答と、しておきましょう。

 

他の人は知りません。そんな事ないぞと断言できる人はすれば良いと思います。羨ましいな。なんか頭痛くなってきたから俺は考えるのをやめます。

 

臨也と静雄だったら静雄の方が好きだったよでも。

 

……静雄の真似、出来ねえだろ?

うんまぁそれはそう。

臨也は真似だけならね。

 

パルクールを真似した結果壁に膝を強打した森川くんは元気にしているだろうか。彼は標識を引き抜こうともしていた事もある。手首を痛めていた。ちょっと手応えがあったらしく「役所の人に怒られるかもしれん」と急いでやめていた。

 

予想外だったことといえば、「両方する/できるよ!」が「両方しない/できないよ!」という人よりも少なかった事か。

 

ただ、コレはアンケートで「両方しない/できないよ!」に投票した人が、「でも最推しだよ!」と言っていた事からもわかる(そうした意見が寄せられました。ありがたい事です)通り、キャラとしての魅力の有無はまた別の話になるのだな。

 

流石に「両方する/できるよ!それはそれとして帝人の事は嫌いです」みたいな人は……珍しいでしょうが。居ないとは言わない。

 

結果の分析もどきと「お前は結局帝人くんについて当時どうおもっとったんや」という話はこれくらいかな。もちろんこんな理屈立てて当時考えていたわけではなくて、単純に物語を楽しみながら読んだ結果としての帝人くんの印象がこうだった、というのがおそらく最も実情に近いが。

 

何事も理屈で説明がつくもんじゃねえさ。

しかし後から説明するときは理屈しかないのだな。

 

……「共感」と「応援」にももっと良い表現があったとは思うんだが、思いつきませんでしたねぇ。

 

何はともあれ皆様ご協力ありがとうございました。

 

 

 

さてマチュちゃんと帝人くんの比較でもしてみるか。できるのか。どうでしょうね。やってみねぇとわかんねぇや。

 

先の記事ではマチュちゃんと帝人くんを 「(恐らくは思春期に由来する)己の衝動の為に社会の法律や集団の規範を無視し、破壊する事が出来るキャラクター」という共通項で括った。コレも今見ると表現としてどうなんだと思わなくもないが、まぁとりあえず括った。

 

マチュちゃんがえー、ザク盗難(一応「盗んだ」というよりは「勝手に乗り込んで制御した」という言い方の方が正確ではあるか)、GQuuuuuuX盗難、(向こうも大概にアレだったとはいえ)公務執行妨害、あとクラバ。クラバはどうすっかね。試合自体が非合法だけど一応向こうもやり合う気で来てるから傷害とかそういう扱いにするのはズレるか。決闘罪が近いんだろうか。

 

帝人くんは……んー、ダラーズを作った事自体は罪にならんか?1巻の集会とか無許可であの規模のをやると問題にはなるかもしれない。まぁ基本は覚醒後だけにしよう。集団での暴行が多数、あとは個人情報流出系かな?管理人が管理人権限使ってるだけなら問題ない……いやでもブルスクに渡してるからな。まぁ基本は集団暴行と、あと最終巻での色々か。

 

うむ。両方やってはいるな。巨大ロボでボコォすんのと不良のみんなで囲んでボコボコするのは荒々しさと生々しさのぶつかり合い感がありますね。君がされたら嫌なのはどちらだい?

 

で、まぁマチュちゃんまだこれからどうなるか全然わかりませんが、とりあえず現段階で比較をするならば……。

 

「非日常への憧れ」が先に来るのが帝人、「普通(コロニー・自分基準)は嫌だ」が先に来るのがマチュ……に、なるんじゃないかなぁと思います。

 

上の「居場所」発言なんかを見ればわかりますが(神羅には酷評されちゃったけどもね)、帝人くん、「基本的には」日常に居たい、たまには非日常に足を踏み出したいけれども、戻ってくるのは日常の側であると、そういう意識があると見る……事は出来そうだ。まぁ通しで読んだのだいぶ前なので、ちょっと解釈違いがあるかもですが、少なくとも「日常」とか「普通」みたいなものに、そこまで嫌悪感があるわけではない……出してるシーンをすぐに思い浮かべる事は出来ない。

 

まぁ冷静に考えてみりゃあ「そういうの」が嫌な人は……覚醒前だとしても「ダラーズ」なんて名前はつけませんか。「ダラダラ」。日常と普通の象徴みたいな言葉である。

 

一方のマチュは……ああ、そういえばそうだった。アニメ1話で言ってるじゃないか。求めているものが、そもそも彼女の場合「非日常」ではない。

 

「宇宙って、自由ですか?」

 

自由だ。

 

それを求める以上、現状のコロニーでの学校生活、いわゆる「普通」のそれは、彼女にとって不自由なものであるのだろう。であれば、まぁ、嫌なのは仕方がないか。帝人くんよりも「切迫している」のは、どちらかといえばマチュの方だったのかもしれない。

 

まぁコレは世情もあるだろう。

 

帝人くんがいわゆるあの頃(平成)の日本であり、まぁ色々あったが基本的には平和だったのに対し、マチュのイズマ・コロニー、実は割と戦後間もなかったはずだというか、あれ「停戦」中なんです?実はまだ戦争中なんです?らしいので。

 

であれば色々制限もつくだろう。ストレスもあるだろう。その上で思春期だ。そんな状況でなんかすげぇロボットを手に入れてしまったのだ。うーん、宇宙の彼方に飛び出していくか。そういう気分になっても、仕方のない事ではあるだろう。理解はできる。

 

……ん。やはり別のキャラだったな。

 

やる前から薄々分かっては居たが、まぁやってみないとわかんない事もある。

 

〈オマケ〉

 

  • イメージカラーが赤
  • でも普段の本人の格好とかはそんなに赤くない
  • 無機物の声を聞く
  • 不思議な力を持つ
  • 「先代」が居る
  • 主人公(格)に想われている
  • 胸元が危ない

 

シュウジと杏里もこじつけることができるといえばできるがこじつけの域は出ない。

 

最後がやりたかっただけだろ。うん。

 

5話が楽しみですね。このあとすぐ!

俺が見るのは翌朝になりそうだけど。

検索
注目記事

引用をストックしました

引用するにはまずログインしてください

引用をストックできませんでした。再度お試しください

限定公開記事のため引用できません。

読者です読者をやめる読者になる読者になる

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp