「『メタ的』に最強であるキャラクター」というジャンルがある。
ある程度キャラクターの頭数や描写が揃ってから、「さて最強は誰なんだ」と読者が話し合い、設定や推論、戦闘の条件や人気なんかを考慮して「まぁこのキャラクターが最強と言って良さそうだな」と決めるのが一般的な最強キャラだとするならば、「『メタ的』に最強であるキャラクター」は少し違う。
初登場の時点で「まずコイツは最強なんですけど」と作者が直々に認定してしまうのだ。そして意図したものかしてないものか、後々インフレが進んだり、弱点が付け加えられる事はあれども、登場時点では実際最強なのである。
こうしたキャラの類例で、印象に残っているのは3人だ。
まずはでんぢゃらすじーさんより、最強さん。
名前が最強なのでもう間違いない。
巨大で凶悪なコナンの犯人みたいな見た目で、「おじさん」と呼ばれるくらいの年齢ではあるようだ。登場すると誰か1人は確実に死ぬ。まぁ、でんぢゃらすじーさんは毎回誰かしらは死ぬので、まぁ。
戯言シリーズは物語の途中で「ミステリ」から「能力バトル」にジャンルが変わった向きがあり、実際「能力バトル」の住人に、一回は負けてるんですが……本人も「同じ相手に二度負けない」という論理能力持ちですし、なんか本人が主役の「最強シリーズ」でエラい事になってしまっているようなので、やっぱり最強なのでしょう。
戯言シリーズとでんぢゃらすじーさんについて連日で考えたらこの謎コラボが脳内で成立してしもうた。
わりかし仲良くやりそうな2人ではある。
もう1人の「『メタ的』に最強であるキャラクター」、「世界の中心、針山さん」よりNo.37564については、また今度書こう。
わりかし仲良くやりそうな3人ではある。
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