私旅行好きで、海外旅行もわりあい行く方です。多くは貧乏旅行ですが。
パック旅行(いわゆるツアー)も、時々は利用しますが、個人旅行が主です。
パック旅行の良い点は、主要観光地を網羅して、効率よくまわれること、要所要所で詳しい説明があること、(へんな人がいない限り)他のツアー客との交流を楽しめること、安全で気楽であることなど。加えてたまにですが激安だったりすることもあります。
でも、おあつらえの旅行って、なにか印象に残らないんです。いろいろ説明を聞いても忘れてしまうという頭の悪さのせいでもありますが、なにかベルトコンベアーに運ばれていくような感じがするんですね。一通りのメニューはこなし、それなりの驚き、感激、満足感はあるのですが、お気楽なだけに、ガイドブックをなぞり、テレビなどで見た景色を確認して「感激」するだけに終わってしまったという空虚感におそわれることもあります。
ですから、パッケージツアーより個人旅行が断然おすすめ。個人旅行は、自由なだけにいろいろな思わぬ、あるいは思うように行かない事態が発生、パッケージツアーにないエキサイティングな旅を楽しむことができます。概ね安上がりですし。
さあ、出かけましょうと言いたいところですが、でもでも、そうそう頻繁にいくには、予算の壁が。近場の海外旅行は国内旅行より安上がりだったりしますが、それでも数万円はかかります。それにいくらヒマ人だと言っても、1週間程度空けるとなると、いつでもというわけにはいきません。
そこで登場強い味方、想像力。 机上プラン作りを楽もうじゃありませんか。
まず、行き先を決めます。パッケージツアーの広告や、旅行雑誌、テレビ番組、旅系ユーチューバーのネット配信、そんなものを参考に行きたいところ、テーマをきめ、どの季節が良いか、見どころはどこかなどなどを検討します。
私がよくやるのは、Google フライト というサイト。世界地図がでてきて、目的地ごとの往復航空料金などを調べることができます。例えばソウル2万7千円、台北2万9千円、バンコク3万7千円、ロンドン11万3千円、ヘルシンキ12万7千円、ロスアンジェルス7万8千円 などなど。直行便などにこだわると、もっと高くなりますが、あ、カナダのバンクーバーなんか7万3千円でいけるんだ、かなだのドライブ旅行なんかいいかも、なんて具合にめどをつけます。
あとは、実際の飛行機(フライト)の検討。Skyscanner.jp およびTrip.comなどで格安航空券をみつけ、スケジュールを調べます。これで往復の足は確保。
次は、現地の宿泊先をbooking.comやairbnbなどで調べます。そして現地の交通手段。レンタカーならRentalcars.com、その他レンタカー会社のサイトで調べることができます。道路や行程はおなじみGoogle Map を開けば、距離や所要時間などが簡単に調べられます。現地のバスや鉄道などは、ネットの旅行記などが参考になりますが、メジャーなところなら12Goや現地の鉄道会社のサイトなどで調べることもできます。
さあ、これで、旅行プランは完成、もちろん実際に行くわけではありませんから、予約はせず、かわりにネット記事や(BSの旅番組がよいそうですが、あいにく契約していないので)Youtubeなどで、現地の景色を楽しみます。
もちろん本当に行きたくなっても、もう図上練習済みですからハードルは低い。お金の工面、日程のやりくり、あとは、SIMカードを入手、必要なら旅行保険をかけ、そして最後に季節に応じた服装を考えパッキング、格安便LCCを利用する場合は、重量制限に収まるように工夫する必要があります。
そうなると、パッケージツアーに頼る必要はないし、自分でプランを作る楽しみが加わり一粒でニ度美味しい。
こう書くとややこしそうですが、1回やってみると意外と簡単です。
もちろんヤバそうな国、個人での移動が不便な国などは、パッケージツアーのほうが安全ですし、お年を召したり体力に自信がない方には、個人旅行は少し負担が大きいかもしれません。
子供の頃、かわいがってくれた伯父さんから、時刻表の使い方を教わり、いっしょに鉄道乗り継ぎプランなんか考えたりしました。その時は長距離鈍行や夜行列車がたくさんあったので、何日も汽車泊をするといった無茶なプランでしたが、体をうごかすわけじゃないから疲れもしない、お金もかからない、それの海外版です。
あーあ、旅系Youtuberたちのように才能と体力があれば、旅行で稼ぎながらもっともっと行くんだけどな、なんて思いながら、パソコンに向かって今日も一人旅。
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