最近古い雑誌(暮しの手帖2023年2,3月号)を読んでいて、心に停まった文章がこれ。
彼が海外に出張に行った。コロナ以降初めてのことで、ダウンタイム含めて一週間で終わる程度の美容整形でも受けようかなと調べていたけれど、段々何がいいのか分からなくなって考えるのかストレスとなり考えることをやめた。金銭や恐怖と引き換えに美しさを得るという行為の元には完璧な答えのない問いについて考え続ける勤勉さと一途さがあり、怠惰な者は享受不可能なのだと知る。
分かる...整形してる人を時々見て調べるんだけど、やろうとはならない気持ちが完璧に言語化されてる。著者を見ると、金原ひとみさん。書くことを生業にしている人の文章って日常のことを書いていても惹き込まれる。友人が最近金原ひとみさんのエッセイ読んでたな〜と思って私も読んでみたらすごく好きだった。特に共感したのが、ここ。
これはよく飲みすぎた翌早朝に感じる感覚だ。二日酔いの朝、フラフラになりながらトイレに行く時や、トイレの後寝付けなくなって布団に潜っている時に感じる。自分が存在することへの疑問と存在自体が罪深く感じられ消失衝動に苛まれる症状だ。
最近1年以上ぶりに消失衝動を伴う二日酔いになった。回復するのに1日かかって意気消沈したけど、次回(ない方がいいけど、きっとある)金原ひとみさんもなるんだよな〜と思い出せたら楽になりそう...?!彼女のエッセイもっと読みたいな〜尖ってて好き。
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