吉島彰宏(よしじま あきひろ)
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自分の仕事のまとめ
「ところでアンタ、なにやっているの?」と聞かれることがあります。確かに、日常の仕事についてあまり発信したことがありませんでした。そこで、現在関わっている8つの会社で何をやってきたかを、簡単に整理しました。一言で言うと、スタートアップのファイナンスと人材の課題に取り組んで、成長に挑戦している、ということになります。まずは時系列で整理。創業期、あるいは、それに近いタイミングから関わっている会社が多いです。ちなみに現在、全ての会社が成長途上にあります。素晴らしい
吉島彰宏(よしじま あ…71- 固定された記事
スタートアップ立国・日本 スタートアップの資金調達額のこれから
前回、スタートアップ立国・日本はあり得るのではないか?について書きましたが、今後スタートアップが増えて、かつ、大きくなるには、今よりも資金が必要になります。では、スタートアップに向かう資金は今後増えるのでしょうか?私は、大企業や機関投資家の資金が、VCファンドやスタートアップにもっともっとたくさん流れるのではないか?と思っています。その結果、「日本はユニコーンが少ないのが問題だ」という議論の外側で、多くのスタートアップが、気づいたら偉大な企業になっていた、となる未
吉島彰宏(よしじま あ…24スタートアップ立国・日本はあり得るんじゃないか説
コロナ以前から日本の経済成長はイマイチな状況が続いていると言われています。確かに主要な指標を見ると、残念ながらその事実を認めざるを得ません。では、もし日本が持続的にイイ感じに経済成長する時がくるとしたら、どんな状況が想像できるでしょうか?私は想うのは、今よりもずっとたくさんのスタートアップが生まれ、大きく発展している姿です。引き続き大きな会社がGDPの大きなウェイトを締めますが、スタートアップが成長率を牽引している世の中をイメージします。つまり「スタートアップ立
吉島彰宏(よしじま あ…82本当の企業価値は決算書の外側にあらわれる
会社には黒字の会社と赤字の会社の2種類ある。昔から、上場会社は黒字が前提で、その利益の大きさや利益率の高さで時価総額は大きくなったり小さくなったりする。しかし、人間の価値には多様性があるように、企業の価値にも多様性がある。アマゾンドットコムよろしく、決算書の利益実績では評価できない会社がある。また、Uberやslackをはじめ、成長企業は赤字のままで上場でき、しかも高い時価総額の会社もある。なので、決算書の利益を前提としたPERやROEという尺度では価値を測れない
吉島彰宏(よしじま あ…17お金のもう一つの価値
お金には3つの機能があると言われる。交換・保管・尺度。振り返れば、日常生活は交換の連続だ。お金との交換で、電気を使う、電車に乗る、コンビニでお菓子を買う。企業でもまったく同じ。人が働く(給与)、オフィスを選んで使う(家賃)、サービスを運営する(サーバー代)、売上(入金)・・・。さて、スタートアップで交換・保管・尺度をもう一歩深く解像すると、別の価値がみえる。気持ちよく払う/気持ちよく支払われる。本当によくやってくれるよなー、本当にありがたいね、と言って
吉島彰宏(よしじま あ…16日米スタートアップのファイナンスと事業の攻め筋。
2018〜2019に上場した日米話題のスタートアップのファイナンスについて見てみた。1USドルは100円で計算。まずは上場までの資金調達額の推計(単位:億円)。(米国企業はS-1、国内企業は上場目論見書から推計。)ちなみに「Uberがないぞ?」と思うが、Uberを入れると、こんな風になってしまうので今回は外した。日本のスタートアップでも、上場までに100億円内外の資金調達ができるようになってきたのは大きな変化だ。一方、米国は1,000億円内外の資金調達を
吉島彰宏(よしじま あ…16資本提携の新しいカタチ
義は利の本なり、利は義の和なりー 春秋左氏伝 ーいきなりナンですがw利益が生まれる源泉をたどってみると、人として正しい思想に行きつく。。。確かに世界的な素晴らしいプロダクトの背後には、人として正しい思想があると感じます。自分の知る限りを見渡すと、長期的な利益の背景って、この言葉に沿っているな、と思います。さて、資本提携という提携の形があります。事業提携よりもう一歩踏み込んだ形。資本関係を持つ、というのは血縁関係ができるのと同じですからね。一般に、資本
吉島彰宏(よしじま あ…18ピースオブケイクの成長を支える人たち
会社は何のために存在するかというと、私は、価値あるプロダクトをつくりだすため、と考えています。価値あるプロダクトがなければ会社は存続できない、といっても過言ではないでしょう。私は毎日、PCやスマートフォンを使います。使う一番の目的は、note、LINE、facebook、instagrum、slack、twitter、amazon、google・・・様々なアプリケーションを使うことです。しかし、これらのアプリケーションがなぜ動作するのか?というと、OSの存在やチップの
吉島彰宏(よしじま あ…38マネーフォワードの決算説明資料から読む、ユーザービリティの優位性
マネーフォワードの利用感想私は会計の仕事をしていたことがあります。なので、これまでいくつかの会計ソフトや会計サービスを使ったことがあります。私がマネーフォワードにはじめて触れたのは、確か2014年です。関わる会社でマネフォを導入することになったからです。はじめて触れた時、すぐに「これは使いやすい!」と思いました。当時は少しレスポンスが遅かったのですが、それまでの会計ソフトに比べたら、ユーザビリティは圧倒的によかったです。ここをワンクリックしたら、これが表示され
吉島彰宏(よしじま あ…10slackの上場申請書から読みとる、プロダクト勝負の真髄
世の中には、いろんなビジネスチャットツールがあります。私も過去、仕事でいくつものチャットツールを使ってきました。どれも特に違和感はなかったですが、「これ、スゲー便利だな」と感じたこともありませんでした。なので、意識の水面下で、「もう少し使いやすければなー」と、かすかには感じていたものの、特に強い期待もせず、注目もせず、現状を受け入れていました。そんな2014年の秋頃、トレタでslackを使い始めました。使い始めは特に何も気づきませんでした。しかし、しばらく使ってい
吉島彰宏(よしじま あ…35「競合他社にどうやって勝ちますか?」の誠意ある回答。
「競合他社が出てきたらどうやって勝つのですか?」社外の方からよく聞かれる質問です。かつて、検索エンジンも、価格比較サイトもたくさんの企業が存在していました。しかし本日現在、検索エンジンはgoogleが、総合的なECはamazonが、日本で価格比較サイトはカカクコムが、それぞれダントツの状況になりました。なぜ同じようなサービスが多数ある中で、特定の企業が突出するのでしょうか?各社各様の理由があると思いますが、共通している1つの事実は、顧客やユーザーに圧倒的に
吉島彰宏(よしじま あ…16クラウドクレジットのご紹介
現在関わっているスタートアップで、実務面のお手伝いをしてきた会社が4社あります。ピースオブケイク、トレタ、クラウドクレジット、Dr.JOY。4社とも革命的な素晴らしいプロダクトを提供しています。その会社の本質的価値を、関わりが古い順にご紹介しています。今日はクラウドクレジット株式会社です。2015年3月から関わりが始まりました。クラウドクレジットでは、新興国・途上国の人々や企業への融資を金融商品化し、インターネットを通じて、日本の個人投資家に提供しています。こ
吉島彰宏(よしじま あ…12