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一人の著者が一枚のアルバムについて一冊の本を書く Bloomsbury Publishing の企画33 1/3 シリーズ(言うまでもないが、このシリーズ名は、LP レコードの回転数から採られている)が、気がつくと100冊を超えていた。2003年に始まって、10年あまりでの達成とな。
そのリストを見るとなんというか名盤100枚リスト状態なのだが、非常に変わったところでは、今年出た106枚目に近藤浩治の「スーパーマリオブラザーズ」が選ばれている。
だいたいミュージシャンや音楽評論家などが執筆しているのだが、書き手で最も有名なのは、トーキング・ヘッズの『Fear of Music』について書いたジョナサン・レセムだろう(ワタシ自身、彼が書くというのを伝えるブログ記事でこのシリーズを知った)。
Wikipedia ページを見ると、これから先も10冊以上書かれることが決まっているようだ。何冊まで行くのだろう。
さすがにこのシリーズの邦訳は無理だろうが、レセムの本くらい出ないもんかな。


[追記]:ぶくまを読んで気付いたが、『ペット・サウンズ』を村上春樹が訳してたね。

id:yomoyomoはてなブログPro雑文書き、翻訳者。1973年生まれ。著書に『もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来』、『情報共有の未来』、訳書に『デジタル音楽の行方』、『Wiki Way』、『ウェブログ・ハンドブック』がある。

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