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かつて Working Title Films といったら英国版トレンディードラマ的ラブコメ映画を作る会社というイメージで、現在はそこまでラブコメばかりでもないが、ともかく往時のイメージを担ったのは、リチャード・カーティス(脚本)とヒュー・グラントである。
意外に思われるかもしれないが、ワタシは『フォー・ウェディング』も『ノッティングヒルの恋人』も普通に好きで、それ(映画)はそれ、これ(ワタシの悲しい生活)はこれ、と割り切ることができるのだ。
本作はリチャード・カーティスの初監督作で、もちろんヒュー・グラントも出てるし、近年のクリスマス映画の定番と言ってよいが、クリスマスの恋人たちとは限りなく距離があるワタシはこれまで観たことがなかったのを昨年のクリスマス前に思い出し、その時期にレンタルして観てみた(もちろん独りで)。
本作はアンサンブルキャストの映画だが、ビル・ナイ先生、マーティン・フリーマン、アラン・リックマン、コリン・ファースとワタシが好きな英国俳優がズラリと出ていてうっとりする。これだけで素晴らしい。
クリスチャンとしての信仰心が極めて薄いワタシだが、クリスマス時期にはわずかに敬虔な気持ちになるところがあり、これを観ているときは「どこにだって実は愛はちゃんとある」という本作のメッセージも素直に受け止めたのだが、こうして今映画を思い出してみると、全体的に割とどうでもいい映画だったような気もする。しかし、またクリスマス時期に観ればそれなりに楽しむのだろう。
そういえば、クラウディア・シファーがカメオ出演してるが、彼女に凄まじいまでにオーラがなくて失笑した。
本作に出てる女優で一番好きなローラ・リニーさんがハッピーエンドでなかったのは哀しかったな。しかし、彼女がこないだ49歳で出産したというニュースにはさすがにビックリした。
id:yomoyomoはてなブログPro雑文書き、翻訳者。1973年生まれ。著書に『もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来』、『情報共有の未来』、訳書に『デジタル音楽の行方』、『Wiki Way』、『ウェブログ・ハンドブック』がある。

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