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今年最後のAmazon980円劇場はスティーヴィー・レイ・ヴォーンのメジャーデビューアルバム。
ワタシが愛するロックという音楽ジャンルの源流にはブルースがあることは言うまでもなく、実際ブルースもいろいろ聴いているが、正直なところロックと同じように楽しめるかというとそうでもなかったりする。
このあたりについては省略するが、スティーヴィー・レイ・ヴォーンは紛れもないブルースギタリストだけど、彼の音楽はワタシが大好きなロックと同じテンションで聴くことができる。
そうした意味で彼は稀有な存在である。彼のアルバムでは後のもうちょっと落ち着いた『In Step』(asin:B0021MFAH8)のほうが好きなのだけど、このデビューアルバムのメラメラ燃え上がるような勢いも捨てがたい。
それにしても彼が飛行機事故で死んでから来年で何と20年になる。しかも彼が死んだのは、現在のワタシの年齢とほぼ同じことを今回調べて知りクラクラきてしまった。思えば彼がメジャーアーティストとして活躍したのは10年足らずである。80年代後半のドラッグ問題から立ち直り、これから巻き返しというところでとんでもない不運に見舞われたのは今もってなお残念としかいいようがない。
さて、実は今回の『Texas Flood』をもって、Amazon980円劇場で紹介したアルバムが100枚に達した。2004年5月末に思いつきで始めた企画だが、足掛け6年で大きな区切りに達した形である。
最初は一回につき一枚取り上げていたのが横着して複数枚一気に取り上げるようになったからというのもあるが、円安のため長らく取り上げるアルバムがない時もあったので、やはりよく続いたものだと思う。
id:yomoyomoはてなブログPro雑文書き、翻訳者。1973年生まれ。著書に『もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来』、『情報共有の未来』、訳書に『デジタル音楽の行方』、『Wiki Way』、『ウェブログ・ハンドブック』がある。

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