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取り上げるのが遅れたが、結城浩さんの楽天の Web API についてのエントリから引用。
本来あるべき姿としては…私たちには「WebサービスにおけるGPL的なライセンス」が必要なんだ。つまり、時代はストールマン2.0を必要としている。
ティム・オライリーはずーっとそれを言っていて、例えば「オープンソースのライセンスは時代遅れだ」を書いている。
また昨年オライリーから(ストールマン2.0でなく)『Open Source 2.0』(asin:0596008023)が刊行されたが、このタイトルには企業や官公庁によるオープンソースの利用が当たり前となり新フェーズに入ったという認識だけでなく、Open Source Paradigm Shift に見られる、「オープンソースよりもオープンデータ」なWeb 2.0 時代にオープンソースのライセンスはついていけてないよ? というティム・オライリーの問題意識も含まれていたのではないか。
そして、この問いに関しては、まだ解決策というか具体的な動きはないように見える(ワタシが知らないだけかもしれないが)。『Open Source 2.0』の売り上げはあまり芳しくなかったそうだが、そのあたりも関係しているのかもしれない。
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id:yomoyomoはてなブログPro雑文書き、翻訳者。1973年生まれ。著書に『もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来』、『情報共有の未来』、訳書に『デジタル音楽の行方』、『Wiki Way』、『ウェブログ・ハンドブック』がある。

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