生命保険会社の大樹生命は埼玉の支社に勤務していた60代の営業職員が顧客にうその投資話をもちかけるなどして、あわせておよそ8130万円をだましとっていたと発表しました。

発表によりますと、大樹生命の埼玉支社三郷営業部に勤務していた60代の女性の営業職員が2013年5月からことし1月までの11年余りにわたって、20人の顧客からあわせておよそ8130万円をだましとっていたということです。

この職員は担当していた顧客にうその投資話をもちかけたり、保険を一部解約させたりして、自身の銀行口座などに金銭を振り込ませていたということです。

去年10月、顧客からコールセンターに問い合わせがあったことで問題が明らかになり、会社では不正を行った職員を去年11月、懲戒解雇にしていて、今後、刑事告発を検討することにしています。

大樹生命は「お客様をはじめとする関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしたことを深くおわび申し上げます。不正行為の防止および早期発見に向けた取り組みを強化していきます」とコメントしています。