総務省消防庁は8日、全国で熱中症により救急搬送された人は、6月30日~7月6日の1週間で1万48人(速報値)だったと発表した。前週(6月23~29日)から5383人増え、今年初めて1週間で1万人を超えた。

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搬送者のうち65歳以上の高齢者は5973人で、全体の約6割を占めた。死者は8人、長期入院が必要な重症者は211人だった。
都道府県別では、東京が757人と最多で、愛知752人、大阪749人と続いた。北海道は前年同期から3・2倍の280人、宮城は同2・7倍の187人となるなど北日本での増加が目立った。
同庁は「昼夜問わず暑い日が続いている。こまめな水分補給など対策に努めてほしい」と呼びかけている。