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【テヘラン=吉形祐司】イラン北東部マシャドで12日に拘束された2023年のノーベル平和賞受賞者ナルゲス・モハンマディ氏(53)は14日夜、国内の家族と電話で話し、拘束時に警棒などで頭部や首を殴られて病院に運ばれたことを明らかにした。家族が15日、SNSで会話の内容を公表した。

モハンマディ氏は短時間の通話の中で、どの政府機関に拘束されているか説明を受けないまま、激しい殴打で体調がすぐれないと訴えた。殴打の際、「お前の母親を喪に服させてやる」と言われ、イスラエルの協力者だと非難されたという。
モハンマディ氏は弁護団を通じ、拘束に対して正式に異議を申し立てるよう要請した。
モハンマディ氏は12日、急死した人権派弁護士の追悼式にあわせて開かれた集会で、他の人権活動家らとともに拘束された。
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