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原発事故で存続厳しい福島・浪江の田植踊 学生と住民が継承に向けて練習…東京で11月開催の「全国民俗芸能大会」で披露

東北学院大(仙台市)の学生と福島県浪江町南津島地区の住民が、11月22日に東京で開かれる「全国民俗芸能大会」で、郷土芸能「南津島の田植踊」を披露する。福島第一原発事故で浜通りの多くの伝統芸能が存続の危機にある中、継承に取り組む学生や地域の熱意をくんだ主催団体が出演を依頼した。本番に向け、熱のこもった練習が続けられている。「ヤーレヤレ」「ストトントン」。8月29日から3日間、二本松市で行われた練習会。同大の学生や卒業生の男女約30人が掛け声を響かせ、稲作を表現した踊りに取り組んだ。「足の送りをスムーズに」。福島市で避難生活を続ける南津島郷土芸術保存会会長の三瓶専次郎さん(76)も指導に力を込めた。南津島の田植踊は、県重要無形民俗文化財に指定されている「津島の田植踊」の一つ。毎年2月に五穀豊穣(ほうじょう)などを願って地域の家々を回って踊られた。原発事故後、浪江町津島の南津島、上津島、下津島、赤宇木の4地区の田植踊のうち、南津島のみが活動を続けている=福島支局 薬袋大輝撮影 2025年9月9日公開

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