
スピードスケート女子の小平奈緒(35)(相沢病院)が、2022年4月12日、長野市内で記者会見し、10月の全日本距離別選手権を最後に現役引退をする意向を表明した。2018年平昌五輪女子500メートルで日本勢初の金メダルを獲得。女子スケート界をけん引し、故郷長野県を愛してきた「心優しき氷上の金メダリスト」の軌跡をたどりました。(2022年4月12日公開)
ワールドカップ(W杯)長野大会女子1000メートルで3位になった。自身初のW杯表彰台で当時20歳の大学生。初々しい笑顔だ(2006年12月9日)
バンクーバー五輪女子団体追い抜きで銀メダルを獲得した日本チーム。右から穂積雅子、田畑真紀、小平奈緒(2010年2月)
バンクーバー五輪女子団体追い抜き。銀メダルを手に笑顔の(右から)穂積雅子、小平奈緒、田畑真紀(2010年2月)
ソチ五輪代表選考会。表彰式を終えて岡崎朋美(右)と笑顔で抱き合う小平奈緒。女子スピードスケート界、新旧交代のシーン(2013年12月28日)
ソチ五輪女子500メートル。レースを終えた直後の表情(2014年2月11日)
ソチ五輪女子1000メートルで懸命の滑りを見せる小平奈緒。結果は13位だった(2014年2月13日)
平昌五輪に向けて始動。陸上トレーニングを公開した(2017年4月19日)
ワールドカップ(W杯)女子1000メートルで世界記録を樹立。プレートを手に喜ぶ小平奈緒(2017年12月10日、米ソルトレークシティーで)
平昌五輪日本代表選手壮行会で、決意を述べる主将の小平奈緒。後方は高梨沙羅(2018年1月24日)
平昌五輪女子1000メートル。銀メダルを獲得し、高木美帆(後方)とともに観客の声援にこたえる(2018年2月14日)
平昌五輪女子500メートルで、スピードスケートの日本女子選手では初の金メダルを獲得(2018年2月18日)
平昌五輪女子500メートル。金メダルのレースを終え、銀メダルの李相花と抱き合う小平奈緒。2人は永遠のライバル、そして良き友人でもある(2018年2月18日)
平昌五輪女子500メートル。表彰式で笑顔を見せる小平奈緒(2018年2月20日)
プロ野球、ソフトバンク戦で始球式を行う小平奈緒。ボールは打者の背中側をゴロで転がり「もう少し練習すればよかった」(2018年3月30日)
春の園遊会であでやかな振袖姿。羽生結弦(右から2人目)ら平昌五輪メダリストが歓談(2018年4月25日)
リンク外での活動にも積極的だった小平奈緒。故郷の長野で台風で被災した果樹園を訪れ、リンゴの収穫を手伝った(提供写真)
北京五輪女子500メートル。連覇のかかるレースだったが、17位に終わった(2022年2月13日)
北京五輪女子500メートル。レースを終えてROC(ロシア五輪委員会)の選手と健闘をたたえ合う小平奈緒(2022年2月13日)
北京五輪女子1000メートル。懸命の滑りをする小平奈緒(2022年2月17日)
北京五輪女子1000メートル。10位に終わった小平。五輪前に足をねんざしていたと、レース後に明かした(2022年2月17日)
北京五輪女子1000メートルのレース後。金メダルに輝いた高木美帆の頭をなでる小平奈緒(2022年2月17日)
10月のレースを最後に引退する意向を記者会見で表明する小平(2022年4月12日、左奥は結城匡啓コーチ)
【制作】読売新聞デジタル編集部