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名古屋市は10日、物価高などを考慮し、今年10月から名古屋城の観覧料(大人)を現在の倍となる1000円に値上げすると発表した。今秋のアジア・アジアパラ競技大会の開催を控え、市の財政事情は極めて厳しい。値上げは東山動植物園など市有752施設の使用料改定の一環で、歳入は年約34億円増えるという。

名古屋城の観覧料改定は、1994年4月に400円から500円になって以来32年半ぶり。全国の他の城郭施設の観覧料の平均値を参考にした。値上げで収入が年約9億円増え、植栽管理やバリアフリー化などに充てる方針だ。
このほか、東山動植物園の入園料(大人)は500円から800円に、市科学館の観覧料(同)は400円から500円となる。
広沢一郎市長は「一定程度は受益者負担を求めることが、公平性の観点から望ましいと計算した」と述べた。姫路城で導入される市民と市民以外で異なる「二重価格」も今後検討する考えを示した。
名古屋市は10日、総額1兆6960億円(前年度比788億円増)の2026年度一般会計当初予算案を公表した。10年連続で過去最高額を更新。アジア・アジアパラ大会関連では846億円を盛り込んだ。