TSI、傘の「ウォーターフロント」を傘下に
TSIホールディングスは24日、傘メーカーのウォーターフロント(東京、吉野哲社長)の全株式を取得し、子会社化すると発表した。取得金額は非公表。手頃な価格の雨傘や日傘を得意とするウォーターフロントをグループに取り込み、気候変動に左右されるアパレル主体のビジネスを補完する。
ウォーターフロントは1986年にシューズセレクションとして創業。経営体制の変更を経て今年1月に現在の社名で再スタートを切っていた。近年は晴雨兼用の折り畳み傘が年間を通じてヒット。特にUVカット率、遮光性、遮熱性に優れた“COKAGE +(コカゲプラス)“は、ネット通販でもリアル店舗でも入手困難なほどの人気商品になった。22年12月期が売上高14億円、営業損益6600万円の赤字だったのに対し、24年12月期は売上高30億円、営業損益2億4100万円の黒字になっている。25年12月期も過去最高業績を更新する見通し。

