クアルコムは、PC業界のArmベースのコンピューターへの移行について、主要なPCメーカーからの支持を明らかにし、エンタープライズ分野に注力していく方針を強調した。

Snapdragonの名称で展開するプラットフォームはPCデバイスのサポートも提供しており、Windowsが動作する、Snapdragon搭載ノートPCや2in1デバイスが提供されている。スマートフォン向けで培った小型・軽量で省電力・ファンレスな仕組みに加えて、カメラやオーディオ、そして“5G PC”などとして最新の通信機能を高度に融合できるのも特徴。

クアルコムはPC業界の未来をArmベースのコンピューターが牽引するとし、マイクロソフトの協力を得て独自の地位を確立したとする。CES 2022ではこの声明に合わせて、マイクロソフト、Acer、ASUS、HP、Lenovoが支持を表明。クアルコムは、特にエンタープライズ分野においてこれらの次世代コンピューティング体験を提供し、デジタルトランスフォーメーションを加速させるとしている。

クアルコムはまた、AR・メタバース分野でマイクロソフトと協業し、軽量なメガネ型ARデバイスを実現するカスタムARチップとソフトウェアプラットフォームの統合を図っていくことを明らかにしている。