2024年春夏パリコレ発、最新ビューティートレンド5──潔いレッドリップやクリーンなサイドパートなど
1. 内側から輝きを放つベースメイク

ステラ マッカートニー 2024年春夏ショーより。
Photo: Victor VIRGILE/Getty Images艶のあるフレッシュな肌はファッションウィークでは定番中の定番だが、今シーズンのパリでは透明感のある輝きを最大限に引き出したベースメイクが主役に。ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)では眉をさっと整え、目もとにパット・マクグラスがプロデュースするトープカラーのアイシャドウをさりげなく添えただけ、といったミニマルなメイクアップが素肌の美しさに光を当てた。
2. 魔女のように魅惑的なディテール

ヴィクトリア ベッカム 2024年春夏ショーより。
Photo: Peter White/Getty Images
ディオール 2024年春夏ショーより。
Photo: Victor VIRGILE/Getty Imagesメイクアップ・アーティストのファラ・ホミディは、ヴィクトリア ベッカム(VICTORIA BECKHAM)ビューティーの新作、「ヴァストラッシュ・マスカラ」をたっぷりと使用。さらにフェイクアイラッシュを加え、ドラマティックな目もとを作り上げた。ディオール(DIOR)ではピーター・フィリップスが「魔女のような唇」を演出するため、中央部から滲むように広がるダークなリップメイクを披露した。
3. クセやうねりを生かしたエアリーウェーブ

シャネル 2024年春夏ショーより。
Photo: Pascal Le Segretain/Getty Images
シャネル 2024年春夏ショーより。
Photo: Victor VIRGILE/Getty Images“エフォートレス”なヘアを美しく魅せるには、並々ならぬ技術を要する。シャネル(CHANEL)やルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)では、モデルたちそれぞれのクセや質感を生かし、艶を出しただけのような軽やかかつ緩やかなウェーブがランウェイの上を揺らめいた。

ルイ・ヴィトン 2024年春夏ショーより。
Photo: Kristy Sparow/Getty Images4. サイドパートはフレッシュ&クリーンに

ヴィクトリア ベッカム 2024年春夏ショーより。
Photo: Victor VIRGILE/Getty Images
ヴァレンティノ 2024年春夏ショーより。
Victor VIRGILE/Getty Images
エルメス 2024年春夏ショーより。
Victor VIRGILE/Getty Images今季のサイドパートはロックテイストというより、フレッシュでクリーンな印象。ヴィクトリア ベッカム(VICTORIA BECKHAM)、ヴァレンティノ(VALENTINO)、エルメス(HERMÈS)、さらにはロエベ(LOEWE)でも、カイア・ガーバーやケンダル・ジェンナーをはじめとするモデルたちの髪がジェルでかき上げられ、凛とした女性らしさが表現された。
5. 目が覚めるほど鮮やかなレッドリップ

アレキサンダー・マックイーン 2024年春夏ショーより。
Dave Benett/Getty Imagesスキャパレリ(SCHIAPARELLI)では、ベルベットのように滑らかでレッドリップがスモーキーなアイメイクと組み合わされ、とことんグラマラスで華のあるルックが登場。ミニマルなメイクアップを基調としたアレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)でも、口もとに潔い赤が添えられ、絶妙なコントラストを効かせた。2024年春夏、リップラインはシャープに描くのがポイントになりそうだ。

スキャパレリ 2024年春夏ショーより。
Photo: Estrop/Getty Images
スキャパレリ 2024年春夏ショーより。
Photo: Estrop/Getty ImagesText: Hannah Coates Adaptation: Motoko Fujita
FromVOGUE.CO.UK

