数秘術で読み解く、あなたの2026年のテーマ。パーソナルイヤー別にチェック
パーソナルイヤー別。2026年のテーマと課題

2025年最後の水星逆行を乗り切り、年末を間近に控えた今、あなたはすでにこの1年で達成したことを振り返ったり、来年の目標を新たに設定しているかもしれない。2026年がどんな年になるか、ヒントを得るための方法はたくさんあるが、もしあなたがスピリチュアルな力や占星術を活用するのが好きなら、「数秘術」を試してみてはいかがだろうか。
数秘術は、数字を使って人生のフェーズやテーマを読み解いていくもので、「数の科学」としても知られる。古代から伝わるこの占術について、「人生が周期的に進化しているということを理解するのに役立つ強力なツール」だと説明するのは、自己開発のためのコーチングプラットフォームStones Clubの創設者で数秘術家でもあるモーガン・ジョージ。ひとつのサイクルは9年で構成され、それぞれの年(イヤーナンバー)には異なるテーマがあるという。「ある年は、私たちに新しいことを始めたり、創造したり、新しい基礎を築くことを促し、またある年は、まとめたり、理解したり、深く変容するよう私たちの背中を押します」と彼女は続ける。「それぞれの時期には、それぞれの課題、機会、教訓があります。私たちが今どのサイクルにいるのかを理解することで、進化させるべきもの、あるいは手放すべきものが見えてきます。誕生月日をもとに、より穏やかな気持ちでサイクルをナビゲートすることが可能になるのです」
パーソナルイヤーの計算方法

2026年のパーソナルイヤーの計算方法は以下の通り。
①「2026」と、あなたの誕生月日の数字をすべて足していく。
例:1996年11月15日生まれの場合
2+0+2+6(調べたい年)+1+1(誕生月)+1+5(誕生日)=18
②合計が2桁になったら、以下のように分解して再び足し、1桁にする。
1+8=9
パーソナルイヤー1:新たな始まり
新たなサイクルの象徴である1が意味するのは、刷新、動き、勢い、決断、第一歩など。アイデアがあふれ、プロジェクトが立ち上がったりと、エネルギーがあなたを行動へと駆り立てる。「新たな章の基盤を築くために、創造し、挑戦したいという、本能的に近い欲求が湧き上がってきます」とジョージ。「すべてをコントロールできなくても、直感に従い、前進するときです」
【課題】変化への恐れ、リスクを取ることへの躊躇
【チャンス】自立、自己肯定、有望な新プロジェクト
パーソナルイヤー2:感情のバランス
濃厚なパーソナルイヤー1の後に続く2は、ペースを落とし、もう一度自分の軸を見つけるための時期。「この時期は感情が中心になります。感情は内なるバランスを育むもの、あるいは乱すものの貴重なバロメーターになります」とジョージは言う。「他者との関わり方、ときには人間関係を優先するあまり自分自身をないがしろにしがちな傾向が浮き彫りになります。そして、自分自身の内なるニーズをよく理解し、境界線を引くことを促します。自己と他者、繊細さと堅固さの間で、適切なバランスをとることを学ぶ年です」
【課題】神経質、境界線を引く
【チャンス】ヒーリング、内面のバランス、平和な人間関係
パーソナルイヤー3:創造性と表現
「エネルギーが軽やかに、さらに広がりを増します。表現、可視化、コミュニケーションがキーワードです」と、ジョージは説明する。「創造すること、分かち合うこと、アイデアを形にすること、自分を世界に見せることに意識が向くでしょう。自発性と歓びが再び原動力となります。インスピレーションを与えてくれるもの、人生と再びつながるときです。嘘偽りなく心から表現したものは、自然と共感を呼びます」
【課題】注意散漫、他人の目への恐れ
【チャンス】拡大、創造性、自己成長
パーソナルイヤー4:土台固め
この年は、しっかりとした基盤を築くことが不可欠。「意義のある年であり、しばしばきつく感じるかもしれませんが、アイデアを現実にするためには避けて通れません」とジョージは言う。「4は、基礎を固め、整理整頓し、厳格さと一貫性を示すよう促します。ペースは遅く感じるかもしれませんが、長期的な安定を得るための準備期間となります。内面と外面の両方において構築の年であり、あらゆる努力が重要となるでしょう」
【課題】プレッシャー、自由を失うことへの恐れ
【チャンス】安定、土台を固める、持続的な発展
パーソナルイヤー5:変化と自由
パーソナルイヤー4の安定を経て、5は確実性が覆されるとき。「動き、変化、そしてときには不安定さを伴う年です」とジョージは説明する。「しかし、それは成長につながっていきます。人生は予期せぬ状況、チャンス、出会いなど、新しいカードを与えてくれるもの。新しい何かを通じて、解放と自己発見の時間となるでしょう」。この時期は既成概念にとらわれず、実験し、リスクを冒すことの楽しさを再発見することになりそう。
【課題】焦燥感、地に足をつける
【チャンス】心を開く、刷新、自己の解放
パーソナルイヤー6:成熟とコミットメント
パーソナルイヤー6では、根を下ろし、責任や人生のより深い意味を考える時期へとシフトする。「6は人間関係、約束、家庭、自分だけの価値観など、私たちにとって大切なものに焦点を合わせようと促します。本当に大切なものは何か、何にエネルギーを注ぎたいかを問うタイミングです。与えることと受け取ること、自己と他者とのバランスがこの年の中心的なテーマ。心の成熟について考える時間となるので、確信に基づいて行動し、心から共感できるものにコミットするのです」
【課題】感情過多、失望への恐れ、完璧主義への傾向
【チャンス】調和、誠実なコミットメント、人間関係の調整
パーソナルイヤー7:内省と学び
7が意味するのは、サイクルのリズムに必要な「休止」。ジョージはこの時期を、次のように説明する。「評価、振り返り、自己省察の年です。一度立ち止まって、これまでの歩みを振り返り、何がまだ意味を持ち、何がもう意味をなさないのかを理解するよう、私たちに考えるきっかけを与えてくれます。自分自身を見つめるときであり、実存的な問いや、明晰な意識が芽生えることが多々あるでしょう。これから訪れる変革の土台を整える年です」
【課題】問いかけ、方向性への疑念
【チャンス】内なる明晰さ、スピリチュアルな目覚め、深い理解
パーソナルイヤー8:地位と物質的な成功
エネルギーが強まり、より激しくなる年。「拡大、成功、実りの年です。8は、個人の力、決定的な選択、意識的な行動を意味します。プロジェクトは具体化し、努力は実を結びますが、こういった表の成功は、内面のバランスを保つための労力を伴います」とジョージ。「2026年は、過度な恐れを抱くことなく、自分の力を十分に発揮し、成功を正しい方向に導く年です」
【課題】コントロール、過労
【チャンス】成功、承認、リーダーシップ
パーソナルイヤー9:終結と変化
サイクルの最終段階にある9は、終わりと再生の象徴。「解放、整理、感情の浄化のときです」とジョージは断言する。「人間関係、状況、パターン、執着など、(今の私たちに)もはやふさわしくないものを手放すよう後押しします。9は、過去を尊重しつつ、再生への扉を開くよう私たちを誘うのです」。過去を振り返って自分を癒し、次の始まりに向けて準備を整える年になるはず。
【課題】分離、感傷、空虚感
【チャンス】解放、癒し、新しいサイクルを取り入れる
Text: Marie Bladt Adaptation: Motoko Fujita
FromVOGUE.FR
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