崖下転落の車近くに白骨化の遺体　身元特定急ぎ 事件事故の両面で調べる　石川・金沢市　

金沢市の山間部で崖の下に車が転落しているのが、21日見つかり、近くから白骨化した遺体が発見されました。


山下 実々 記者：
「現場は車通りも人通りも少ない場所で、崖の下にはいまも転落したとみられる車があります」

現場は金沢市の山間にある医王ダムそばの荒山町の市道で、21日正午頃、通行人から「車が落ちている」と警察に通報がありました。


警察などによりますと、市道から約15メートル下に軽乗用車1台が転落しているのが見つかりました。

さらに付近を調べたところ、軽乗用車から約20メートル離れた水深約20センチの沢で、性別年齢不明の一人の白骨遺体が見つかったということです。


警察は遺体の身元特定を急ぐとともに、事件事故の両面で詳しい原因を調べています。

木造2階建て住宅1棟が全焼　男性搬送も命に別状なし　金沢で火事相次ぐ

22日未明、金沢市内で住宅を焼く火事がありました。この火事で男性が搬送されましたが、命に別条はないということです。


火事があったのは、金沢市北森本町にある住宅です。

22日午前1時半過ぎ、この家の住民から「火事です。一階の居室から火が出ました」と消防に通報がありました。

火は木造2階建ての住宅を全焼し、約1時間後に消し止められました。


この家で一人暮らしをしていたこの家の住民と見られる男性が病院へ搬送されましたが、命に別条はないということです。

警察と消防では今後、合同で実況見分を行い、詳しい出火原因などを調べるとしています。


一方、深夜2時半すぎには、金沢市諸江町でも集合住宅の一室から出火し、約30分後に消し止められました。この火事によるけが人はいませんでした。

21日夕方にも、金沢競馬場できゅう務員宿舎の一室を焼く火事があるなど、金沢市内では火災が相次いでいます。

27日開幕「ガルガンチュア音楽祭」 今年は万博ちなみ “世界をつなぐ”　能登復興を応援

音楽の力で能登復興も応援します。今月27日から石川県立音楽堂を中心に開幕するガルガンチュア音楽祭の関係者がテレビ金沢を訪れ、見どころをPRしました。


名称を「ガルガンチュア音楽祭」とした大型連休恒例の音楽イベントでは、去年、過去最多となる12万4000人あまりが来場しました。

ことしは大阪・関西万博にちなんで「世界をつなぐハーモニー」をテーマに、デンマークやベトナムからオーケストラを迎えるなど、約190公演が予定されています。


金沢駅のもてなしドーム地下広場では、能登出身ミュージシャンによる公演のほか、能登の産品を販売するブースも設けられます。

石川県音楽文化振興事業団・表 正人 専務理事：
「音楽で平和の絆をつくろう、能登の復興を音楽の力で何とか支えたいと思っておりますので、去年を超える賑わいで盛り上げていきたいと思います」


ガルガンチュア音楽祭は、今月27日を皮切りに5月5日まで、金沢市の石川県立音楽堂を中心に開催されます。

“全裸男”学習塾に無断侵入の疑いで逮捕　強盗や死亡ひき逃げ事件にも関わったか　埼玉・草加市

21日夜、埼玉県草加市の学習塾に無断で侵入したとして、48歳の男が逮捕されました。男は事件前、車を奪う強盗事件や死亡ひき逃げ事件などにも関わったとみられています。

21日、埼玉県川口市内で撮影された映像によると、車から出てきた全裸の男がボンネットにのった後、運転席のドアに近づく様子が確認できます。

警察によりますと、西村大輔容疑者は21日午後9時半すぎ、草加市の学習塾に無断で侵入した疑いで現行犯逮捕されました。

西村容疑者は事件前、川口市で車同士の事故を起こしたうえ、相手の車を奪って逃走し、その後、市内で乗客2人を乗せたタクシーを奪って車を乗り換え、さらに逃げたとみられています。

乗客からの通報などを受け、西村容疑者は草加市内で現行犯逮捕されたということです。

西村容疑者は確保時は全裸で、調べに対し建造物侵入の容疑について「それを言ったらまずい」と供述しているということです。

学習塾の生徒や職員、タクシーの乗客など複数人がケガをしましたが、いずれも軽傷とみられます。

また21日午後9時前には、さいたま市でバイク2台が車に追突され男性2人が死傷するひき逃げ事件があり、警察は西村容疑者が関わっているとみて調べています。

トランプ大統領、改めて利下げ要求　FRB議長に「ミスター遅すぎる人」

アメリカのトランプ大統領は21日、FRB＝連邦準備制度理事会のパウエル議長に対し改めて利下げを要求しました。

トランプ大統領は21日、SNSへの投稿で「予防的な利下げが多くの人から求められている。エネルギー価格は大幅に下がり食品の価格も下がるなどしていて事実上、インフレはない」と主張し、FRBに対し改めて利下げを求めました。

また、パウエル議長を「ミスター・遅すぎる人」と批判し、督促しました。パウエル議長は、これまでいわゆるトランプ関税がインフレにつながらないか見極めたいとして利下げには慎重な立場を崩しておらず、トランプ氏がいらだちを募らせたかたちです。

こうした中、21日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の週の終値から971ドル82セント値を下げ、3万8170ドル41セントで取引を終えました。市場で中央銀行の独立性が脅かされることへの懸念など、経済に対する不透明感が強まったためとみられます。

フランシスコ教皇の死因は「脳卒中と心不全」　世界各地で追悼の動き広がる

ローマ教皇庁は、21日に死去したフランシスコ教皇について、死因は脳卒中と心不全だったと明らかにしました。追悼の動きが世界各地で広がっています。

フランシスコ教皇は20日、復活祭のミサに出席しましたが、その翌日、死去しました。ローマ教皇庁は、死因は、脳卒中とそれに伴う心不全だったと発表しました。

母国アルゼンチンの教会では、大勢の信者が教皇をしのんだほか、フランス・パリのエッフェル塔では、ライトアップが数分間、消されるなど追悼の動きが世界各地で広がっています。

ローマ教皇庁は、教皇が簡素な木製のひつぎでの埋葬を望んでいるとする遺書についても明らかにしました。

死去6日以内に葬儀が執り行われる見通しで、アメリカのトランプ大統領もSNSで、メラニア夫人とともに葬儀に参列すると投稿しました。

次の教皇は、20日以内に行われる教皇選挙「コンクラーベ」で選出されます。