伝説の総合格闘技イベント「HERO’S」が復活する。立ち技格闘技イベント「K―1」は3日に都内で会見し、元格闘家の須藤元気氏(47)が新たにプロデューサーに就任すると発表した。会見でさまざまな〝公約〟を掲げた須藤氏だが、その頭脳の中ではどんな未来が描かれているのか。会見後取材に応じ、仰天プランの一端を語った。
会見で演説さながらの立ち居振る舞いを見せた須藤氏は、他団体に比べ拘束が厳しいとされる契約の緩和や日本人トーナメントの開催、個性の強い選手を積極起用する「モンスター路線」復活などを〝公約〟に掲げた。
さらに7日の東京・国立代々木競技場第二体育館大会で「HERO’Sルール」として2試合組まれる総合格闘技(MMA)戦の今後についても言及。「来年から『HERO’S』単体のイベントもやっていきたい」と、2000年代に行われていた同名の総合格闘技イベントを復活させる意向を示した。
自身もHERO’Sの中心選手だった須藤氏はその後、取材に応じ「今回(7日の大会で)秋山成勲さんも解説とかで来てくれるので。宇野(薫)さんとか所(英男)さんも元気ですし、高谷(裕之)とか、みんな仲良くしてもらっているので。そうしたHERO’Sに出ていた仲間にいろいろ相談しながらやっていきたいと思っています」と仲間の力を結集させて成功に導きたい考え。ペースも「できれば1シーズン1回ぐらいはやりたい。ちょっと忙しくはなりますけど、興行数は増やしていきたいので」と将来的に年4回程度の定期開催を目指すと語った。
ただし、常識に収まりきらないアイデアマンが描いている新HERO’Sは、ただの〝総合格闘技イベント〟の枠に収まらないかもしれない。須藤氏は「実験的な試合もHERO’Sでやりたいなと思ってるんですよ」と不敵な笑み。その一例として「例えば〝騎馬戦でやる格闘技〟をやってみたいんですよ。騎馬を組んで上の人が殴る…みたいな。もちろんそれがメイン的なものではないですけど」と腹案も明かした。まさかまさかの実現はあるのか…。
一方で、K―1ルールへのMMAファイター参入も加速させたいという。自身もMMAとK―1の二刀流で輝いた経験があるだけに「今はMMAのトップ選手が立ち技でキックボクサーと戦えるレベルになっているんですよ」と力説だ。そして「面白いマッチメークだったら組んでいきたい。必要ならその都度ルールをマイナーチェンジして組んでも面白いと思います」と拳を握った。
あふれ出る珍&新企画をどこまで実現させることができるか。須藤プロデューサーの手腕に期待大だ。
















































