Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


最先端のWebマーケティングを発信するメディア

最先端のWebマーケティングを発信するメディア

メニュー一覧

検索

E-E-A-Tとはのアイキャッチ

E-E-A-T(E-A-T)とは?SEOに重要なGoogle評価基準を解説!

最終更新日:

SEO

SHARE
FacebookTwitterLineHatenaShare

Google検索で上位表示を狙うなら、「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)」を意識したコンテンツ作成が欠かせません。Googleは検索品質評価ガイドラインの中で、信頼性の高い情報を提供するサイトを重視する指標を明確にしています。とくにYMYLと呼ばれる「お金」「健康」「法律」など、人生に影響を与える情報を扱う分野では、E-E-A-Tの基準を満たしていないと検索順位が大きく下がるリスクがあります。

本記事では、E-E-A-Tの概要から、Googleがなぜ重要視しているのか、SEO対策としてどのように強化すべきかを経験・専門性・権威性・信頼性別に分けて解説しています。最近のGoogleアップデートとの関係性についても触れています。今後のSEO戦略に活かせるポイントをまとめているので、ぜひ参考にしてください。

目次

E-E-A-Tとは?

E-E-A-Tとはの図解

E-E-A-T(Double-E-A-T)とは、Googleの「検索品質評価ガイドライン」で定められている、検索順位を決める際の重要な指標の1つです。「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」の頭文字をとって「イー・イー・エー・ティー(ダブルイー・エー・ティー)」と呼ばれています。

Googleの検索品質評価は、検索結果に表示されるページが「ユーザーの検索意図に沿っているものか」「明確な回答になっているか」などを適切に評価するためのものです。E-E-A-Tを意識したコンテンツを作成することで、検索ページのトップに表示させやすくなるでしょう。

E-E-A-Tのそれぞれの項目を、もう少し詳しく解説していきます。

Experience(経験)

Experience(エクスペリエンス)は、コンテンツ作成者の経験に基づいた内容が明記されているかを評価します。

たとえば、「WordPressでのホームページ作成」のコンテンツを作るとします。E-E-A-Tを意識していないサイトは、上位表示されているページの内容を要約しているだけになります。E-E-A-Tを意識した内容であれば、実際にWordPressでホームページを作成し、その際の画像とともに手順を紹介しているはずです。

このように、作成者の経験を反映し、ユーザーが知りたい情報が細かく記載されているかどうかが重要となります。独自の体験談や、自社調査のアンケートなどもExperienceの評価が上がりやすいでしょう。

Expertise(専門性)

Expertise(エクスパティーズ)は、作成者が持つスキルや専門知識によって評価されます。いわゆる、素人が書いた記事より、専門家が書いた記事のほうが信憑性が高いというものです。

掲載するホームページや会社が取り扱うジャンルに合ったコンテンツか、作成者がそのジャンルでの経験があり知識が豊富かが重要となります。また、専門用語などをわかりやすくかみ砕いて説明しているかも評価されるはずです。

Authoritativeness(権威性)

Authoritativeness(オーソリタティブネス)は、作成者が権威を持っている人なのかを評価します。業界で有名な人、運営会社が大手、コンテンツの分野を掲載しているほかサイトから被リンクを多くもらっているなどが関係してくるでしょう。

また、「一次的なソースへの近さ」も大切です。たとえばユーザーが「自分の住む場所の災害リスク」を知ろうとするとき、一次的な情報源としては自治体のハザードマップなどが考えられ、これを公表する自治体のWebサイトは権威性が高いです。このサイト内容の引用や、出典を明記して正確な情報であることを伝えるのも権威性に関わると言えます。

Trustworthiness(信頼性)

Trustworthiness(トラストワースネス)は、コンテンツの内容が正確、運営元がはっきりしているなど、ユーザーが信頼できる情報を発信していることが重要とされます。また、ページ自体のセキュリティが高い、SSL化されて安全なサイトなどの環境整備もユーザーが安心感を得ます。

Googleの品質評価基準は、ユーザーファーストで作成されています。安全性を担保しつつ正しい情報を掲載すれば、おのずとE-E-A-Tをクリアした内容となるでしょう。

Googleの評価基準でE-E-A-Tが重要な理由

Googleの評価基準でE-E-A-Tが重要な理由のイメージ

E-E-A-Tは品質評価を行う上での重要な指標ですが、ランキングに直接影響するわけではありません。ですが、「ユーザーにとって有益なサイト」であるほど、Googleからの評価が高くなりやすい傾向にあります。経験・専門性・権威性・信頼性が担保されていれば、ユーザーが知りたい有益な情報が掲載されているコンテンツであることが示せるからです。

また、検索エンジンには膨大な情報が詰まっています。E-E-A-Tという基準がなければ、優先的に表示させるべきページがわからなくなるリスクがあるでしょう。最低限の品質を担保し、表示させるべきページをわかりやすくさせるというGoogle側の目安としてもE-E-A-Tは重要と言えます。

YMYL分野ではとくにE-E-A-Tが重視される

YMYL(Your Money or Your Life)とは、「お金や健康など、人生に影響を与える重要な情報を扱うページ・コンテンツ」を指す言葉です。ニュースや時事問題、政治・法律関係、金融系、医療福祉系、宗教系などが含まれます。

日本で「ウェルク騒動」と呼ばれるものが発端と言われています。キュレーションサイト「ウェルク」が、医学的に根拠のない情報や薬機法に違反する内容を掲載し、社会的な問題になったからです。

他にも要因はありますが、YMYL分野ではユーザーに不確かな情報を届けるリスクを減らすために、E-E-A-Tが厳守となりました。

あわせて読みたい記事

YMYLとは?対象の領域とSEOで必ず取り組みたい7つの対策ポイントを解説!

Googleの品質評価ガイドラインの中で、YMYLは特に厳格な評価が行われているコンテンツです。人々のお金や健康、人生に大きな影響を与える可能性があるコンテンツのことを表しているため、情報の正確性や信頼性が何より重要となってきます。 しかし、このYMYLの意味を正しく知らずにコンテンツ作りを行うと、記事が上位表示されなくなってしまったり、検索から除外されてしまったりする可能性があります。 また「自…

SEO対策でE-E-A-Tを高める方法

SEO対策でE-E-A-Tを高める方法のイメージ

ここでは、SEO対策の一環としてE-E-A-Tを高める方法を紹介していきます。経験・専門性・権威性・信頼性の項目に分けてまとめました。

経験要素を強化する方法

経験要素を強化する主な方法は、以下の3つとなります。

  • 実体験やレビューを入れる
  • お客様の実例やインタビューを紹介する
  • 一次情報を提示する

実体験やレビューを作成者視点で明記したり、お客様の実例紹介やインタビュー掲載はわかりやすい経験要素と言えます。対策もしやすいはずなので、どういうコンテンツを作成すべきか迷ったときは意識してみてください。

一次情報とは、他サイトが掲載していない独自の情報のことです。コンテンツ作成を行うときは「オリジナル性」と言われるものです。他サイトにない独自の情報だからこそ、企業ないしは作成者が体験した内容であると認識されるでしょう。

専門性を高める方法

専門性を高める方法を4つ解説します。

  • 自社の業種・分野に合ったテーマにする
  • 特定分野に特化した記事の作成・内部リンク
  • 専門用語などはわかりやすくかみ砕く
  • 運営者・著者の情報を充実させる

自社の業種や分野にあったテーマでコンテンツを作成し、特定分野に特化した記事を増やしましょう。専門知識の蓄積になるうえ、関連記事を内部リンクで結ぶことで有益な情報がほかにもあることを示せます。

また、専門用語は万人には通じません。わかりやすくかみ砕いて説明することで、素人であるユーザーが情報を把握しやすくなります。サイト運営会社やコンテンツ作成者の情報を明記し、専門家が作成していることを示すのも有効です。

権威性を示す方法

権威性はいわば知名度です。以下の4つの方法が最も効果があるでしょう。

  • サイテーションと被リンクを獲得
  • SNSで継続発信して拡散してもらう
  • 自社商品・サービスに関して情報発信する
  • 専門家に監修を依頼

サイテーションとは引用や出典のことです。サイテーションと被リンクを信用度が高いサイトからもらえれば、他人からの評価が良く権威性が高いサイトであると判断してもらいやすくなります。SNSでの拡散も、サイテーションに含まれます。

また、自社商品やサービスを定期的に発信して、情報源は自社であるということを示せれば権威的なソースであると認められます。

最も効果が高いのは、有名な専門家に監修を依頼することです。誰でも知っている、同分野で有名であれば認知度が高いです。そのうえ、専門性や信頼性も担保できるのでE-E-A-Tとしては一石三鳥となります。

信頼性を高める方法

信頼性を高める方法に関しては、各コンテンツよりもサイト全体での環境整備を優先したほうが良いです。

  • サイトをSSL化する
  • Googleビジネスプロフィールに登録する
  • 引用や参照は公的機関・大手企業のものにする
  • 定期更新を行い最新情報を保つ
  • 問合せなどサポート環境を整える

サイトをSSL化してセキュリティ性を高める、問合せフォームを設置したり利用規約をを明確にしてサポート環境を整えることで、ユーザーに安全なサイトであることを示しましょう。また、Googleビジネスプロフィールに登録して企業情報を統一させたり、定期的にコンテンツを更新して最新情報を保つことも重要です。

データを引用・参照する場合は、権威性・専門性が高いサイトを優先してください。公的機関や研究所、知名度が高い大手企業などが有効で、情報内容が信頼できるものであると証明できます。

E-E-A-Tが低いとどうなるのか

E-E-A-Tが低いとどうなるのかのイメージ

E-E-A-Tが低い、意識していない場合は以下のようなリスクがあると考えられます。

  • 品質が低く検索順位が下がりやすい
  • YMYL分野ではペナルティリスクもある
  • 被リンクやSNSでの拡散が期待できない
  • Googleアップデートの影響を受けやすい

それぞれのリスクについて簡単に解説していきます。

品質が低く検索順位が下がりやすい

E-E-A-Tが低いと、Googleが求める基準に達していない低品質コンテンツとみなされます。検索順位が下がりやすく、そのままにしておくと順位が圏外となり表示すらされなくなるでしょう。

ページ自体を見てもらえないので、ユーザーからの認知度が低く集客に繋がりません。売上にも貢献できないので、コンテンツを作成した労力も無駄となってしまいます。

YMYL分野ではペナルティリスクもある

先述した通り、YMYL分野ではE-E-A-Tは必須と言えます。E-E-A-Tを意識していないと、ユーザーに不確かな情報を与えている悪質なサイトとみなされるリスクがあります。

ペナルティを受けてしまうと、単体ページだけではなくサイト全体の評価が下がります。前ページのインデックスが削除されるので、検索順位は圏外となります。そのうえ、半年~1年は評価が上がりにくくなってしまいます。

被リンクやSNSでの拡散が期待できない

E-E-A-Tが低いと、Googleだけではなくユーザーからの評価も得られません。被リンクやSNSでの拡散を含めたサイテーション効果を期待できません。各ページへの流入が増えないので、検索結果も低迷したままとなります。

Googleアップデートの影響を受けやすい

Googleは、定期的に検索順位を決めるアルゴリズムの更新・変更を行っています。コンテンツの品質は大丈夫か、規約に違反していないかなどのチェックが入るので、E-E-A-Tを担保していないとGoogleアップデートによる順位変動の影響を大きく受けてしまいます

アップデートでページないし、サイト全体の評価が下がってしまった場合は、E-E-A-Tが不十分だった可能性があるでしょう。

GoogleアップデートとE-E-A-Tの関係性

GoogleアップデートとE-E-A-Tの関係性のイメージ

改めて言いますが、E-E-A-TはGoogleが定める「検索品質評価ガイドライン」の指標の1つです。検索順位を決める要素なので、アップデートと深くかかわってきます。

ここでは先述したGoogleアップデートとE-E-A-Tの関係性をもう少し詳しく解説していきます。

2022年12月にE-A-TからE-E-A-Tへ進化

E-E-A-Tの登場は2022年12月からです。それ以前は「E-A-T」で、専門性・権威性・信頼性の3つが指標でした。

誰かが発信した二次情報ではなく、作成者の体験に基づいた一次情報のほうがユーザーにとって有益であると判断されたからです。そのため、検索結果では一次情報が入っているページほど検索順位が上がりやすくなっています。

▶参照:Google検索セントラルブログ

2024年8月のコアアップデートでE-E-A-Tが強化

2024年8月に行われたコアアップデートでは、アルゴリズム全体に大規模な変更が入りE-E-A-Tが強化されました。内容は「サイト規模関係なく、特定の分野において専門性が高い情報をユーザーに提供しているサイトの評価を上げる」というものです。つまりは、低品質コンテンツの評価を避け、体験や専門性を重視したアルゴリズムへの改良です。

これにより、ドメインパワー(サイト評価)よりE-E-A-Tが優先されるようになりました。この2024年8月に検索順位が落ちたページは、E-E-A-Tが低いとみなされたも同然と言えるでしょう。

▶参照:Google検索セントラルブログ

今後のコアアップデートでもE-E-A-Tが影響する可能性大

2025年3月14日にもGoogleのコアアップデートが入っています。

LinkedInでGoogle公式が明記した情報によると、「検索者に関連性が高く、満足度の高いコンテンツを優先する」「クリエイターからのより多くのコンテンツを表示する」というものです。これは、サイト規模関係なく、作成者の体験・専門性を優先して有益な情報を多く表示させるものと言えます。E-E-A-Tのさらなる強化となる可能性が高いでしょう。

まとめ

E-E-A-TでGoogleの評価を上げるイメージ

E-E-A-Tは、Googleの検索品質評価において重要な指標です。検索エンジンからの評価を上げるためのSEO対策でも大切な要素となります。とくにYMYL分野においては、不確かな情報の拡散を防ぎ、正しい知識を届けるためにE-E-A-Tは必須です。

Googleの評価基準は年々進化していますが、E-E-A-Tは単なる一時的なSEO施策ではなく、 『最低限の品質基準』として今後も存続し続ける重要な要素 となるでしょう。そのため、E-E-A-T次第でSEO対策に大きな差が出るといっても過言ではありません。

ユーザーに有益な情報を届けるためにも、実体験に基づいた一次情報を記載し、自社ないしは作成者にあったテーマを選ぶことが重要です。専門性を高めたコンテンツであれば、業界内での評価も上がり権威性が認められるようになります。また、セキュリティ面で安全かつ最新情報を提供しているサイトであれば、おのずとユーザーから信頼を得られるでしょう。

今後のSEOで成功するためにもE-E-A-Tを強化し、ユーザーとGoogleの双方に評価されるコンテンツ作りをしてみてください。

SHARE
FacebookTwitterLineHatenaShare

この記事を書いた人

小佐
不動産業界メディアの編集長を5年以上務めたのち、現在はWeb系ジャンルで執筆中。別途アウトドア記事の経験もあり。速筆&高品質(自称)をモットーにのらりくらり生きてます。オフは旅行とお酒を楽しみに自堕落生活。

新着記事

おすすめ記事

RELATED関連記事

関連記事をもっと見る

RECOMMENDEDおすすめの記事

RANKINGランキング

  • WEEKLY
  • MONTHLY

UPDATE更新情報

  • ALL
  • ARTICLE
  • MOVIE
  • FEATURE
  • DOCUMENT

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp