Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


Makoto SAKAI, profile picture
Uploaded byMakoto SAKAI
PDF, PPTX4,537 views

Visual開発ツールNode-REDの導入によるプロセスの変化と考慮点

ss2017発表資料

Related topics:

Embed presentation

Download as PDF, PPTX
Copyright © Software Research Associates, Inc. All Rights Reserved株式会社 SRA阪井 誠Visual開発ツールNode-REDの導入によるプロセスの変化と考慮点
Copyright © Software Research Associates, Inc. All Rights Reserved背景:ツールの導入• 「プロセスやツールよりも個人と対話を」*1と言われるが、ソフトウェア開発ツールは重要• ツールの経験者を募るように、ツールはソフトウェア開発に大きな影響を与える• しかし,新しいツールを導入する機会は少なく,その知見はあまり多くない.• 下流の効率化ツールは,導入時は小規模なことも多くコンサルティングも受けにくい• Visual IoTツールと呼ばれるNode-REDの開発経験者に品質,コスト,開発期間,プロセスの変化をアンケートした*1:Beck他,アジャイルソフトウェア開発宣言,http://agilemanifesto.org/iso/ja/manifesto.html,2001.
Copyright © Software Research Associates, Inc. All Rights Reserved 2目次• 背景• 目次• Node-RED• アンケート• アンケートの結果• 考察• まとめ
Copyright © Software Research Associates, Inc. All Rights Reserved 3Visual 開発ツールNode-RED• Node-RED*はVisual IoTツールと呼ばれ,Webブラウザ上のエディタでプログラミングする• 長円のプログラムモジュールをノードと呼び、標準ノードのほか、コントリビュートされた多機能なノードが豊富にある• ノードを中央の編集領域に配置し,ノード間を接続してフロー(処理)を作成する• ノードには名前を付加できるが,単に配置するだけでも設定に応じた内容が表示される* JS Foundation,Node-RED is a visual wiring tool for the Internet of Things,https://nodered.org/
Copyright © Software Research Associates, Inc. All Rights Reserved 4Node-REDの特徴• Hello Worldの入出力のノードを置き換えるだけでWebプログラムになる一瞬でデプロイ非同期処理を可視化 簡単デバッグ多機能なノード群
Copyright © Software Research Associates, Inc. All Rights ReservedNode-REDの長所・短所長所:• 非同期処理が簡単に扱える• アルゴリズムが可視化される• 多機能なノード(モジュール)• デプロイが一瞬• 再利用が容易短所:• 単体テストの自動化ができない• 発展途上• 方式設計が重要• ループが特殊• マージ・保守に工夫が必要
Copyright © Software Research Associates, Inc. All Rights Reservedアンケート• Node-REDの経験者8人にアンケートを行った.• 社内サービス• プロトタイプ• テストダブル(ドライバ,モック,スタブ)• 自社パッケージ• ユーティリティなど• Node-REDは生産性が高いことから選択された.• 全てのプロジェクトはいわゆるウォーターフォール型開発の工程を持っていた• 程度の差はあるが厳格な工程完了審査は行われていない• メールでQCDとプロセスの変化をアンケートした• 品質,コスト, 開発期間:4段階の選択式(重複選択可)の評価と自由記述• 要件定義,設計,プログラミング,テスト,リリースの変化:自由記述
Copyright © Software Research Associates, Inc. All Rights Reservedアンケート結果• 評価方法大分類 小分類 収集データ グラフ化QCD 品質 4段階+自由記述 4段階コスト開発期間プロセスの変化要件定義 自由記述 以下を判断して集計• ネガティブ評価• ポジティブ評価• 変化なしおよびどちらともいえない設計プログラミングテストリリース
Copyright © Software Research Associates, Inc. All Rights ReservedQCDアンケート結果 - 品質 -• サクサクと実装,実行,確認・修整の作ってのループが良かった• 内製にこだわるよりも品質が良い• コード量が減った• 試作に有効• 非同期処理が容易• フローを意識してシンプルな作りになった• 単体テストができない• コード検索ができないのでバグが見つけにくい
Copyright © Software Research Associates, Inc. All Rights ReservedQCDアンケート結果 – コスト -• 非同期処理が容易• 高機能なコンポーネントが多い• 設計からテストまでシームレスにでき効率が良い• 処理部に注力できた• diffが取れない• ドキュメントが少ない• 必要なノードを探すのに時間がかかった• 繰り返し処理に苦労した
Copyright © Software Research Associates, Inc. All Rights ReservedQCDアンケート結果 - 納期 -• 非同期処理が容易• カスタムノード作成で効率化できた• 開発のスピード感が半端ない• 他人のフローを簡単にインポート可• 実装にいきなり入れる• 効率よく開発できる• 大きな手戻りがなかった• 自作部分の作りで効率や保守性が変わる• ドキュメントが少ない• 品質の悪いノードがあった• 必要なノードを探すのに時間がかかった
Copyright © Software Research Associates, Inc. All Rights Reservedアンケート結果• 評価方法大分類 小分類 収集データ グラフ化QCD 品質 4段階+自由記述 4段階コスト開発期間プロセスの変化要件定義 自由記述 以下を判断して集計• ネガティブ評価• ポジティブ評価• 変化なしおよびどちらともいえない設計プログラミングテストリリース
Copyright © Software Research Associates, Inc. All Rights Reservedプロセスの変化 – ポジティブ -• プロトタイプが早くできると説明も早く,意見を貰いやすい• 曖昧な要求でもとりあえず作り始めることができる• 作ったものから要件を確定していくことが可能• 大まかな処理の流れをすぐにフローとして実装可能• 設計とプログラミングのイテレーションが容易• Injectノードとデバッグノードでの確認も容易• ほんの少数のファイルをリリースするだけでよく,管理しやすい• ユニットテストはカスタムフローやAPI単位しかできないが,不安は少なかった• コード管理だけ課題・・・完成した開発環境になればすばらしいものになりそう• (保守は)基本的に容易だが,開発環境を残さないと詳細を確認し辛かった設計以降の問題を指摘しながらも,好意的な表現
Copyright © Software Research Associates, Inc. All Rights Reservedプロセスの変化 – ネガティブ -• 単体テストをどのように行うのかわかりませんでした• 複数人数での開発が少し手間取る• 外部リソースの設定が外だしに出来ず,リリース後にとても煩わしかった• Node-REDの癖にあわせた設計は必要.設計次第• 簡単な反面,リリース後の不具合も増える可能性がある• コード全体の検索が出来ないため,複雑なシステムは保守しにくくなる上流のプロセスに変化がないとしていた.Node-RED流の開発スタイルをつかみ切れていない
Copyright © Software Research Associates, Inc. All Rights Reserved考察Node-REDの導入に重要なこと• ツールの知識やノウハウを共有すること• 特性を活かした設計で品質を作りこむこと• 実装を繰り返して常に確認すること• 上流から利用すること情報共有や教育が重要であるだけでなく,既存のプロセスをそのまま適用するのではなく,積極的に変更することがプロセス改善につながる
Copyright © Software Research Associates, Inc. All Rights Reservedまとめ• Node-REDの開発経験者8人にアンケートした• プロセスの変化を調査してその原因を考察した• 新しいツールを導入してプロセスの改善するには以下が必要Node-REDの導入に必要なもの モダンアジャイルの指導理念ツールの知識やノウハウを共有する人々を尊重する特性を活かした設計を行う 安全な状態を前提とする実装を繰り返して常に確認する 素早い実験と学習主体的にプロセスを変更し、品質を上流から作りこむ価値を継続的に届ける• 得られた知見は,モダンアジャイル*の基本理念と通じる• Node-REDの良い導入が開発のアジリティ(機敏さ)を高める* Smith, Agile 2016 Keynote: Modern Agile, https://www.infoq.com/news/2016/08/agile2016-modern-agile,笠原,Agile 2016の基調講演: モダンアジャイル, https://www.infoq.com/jp/news/2016/08 /agile2016-modern-agile, 2016.

Recommended

PDF
Node-redでプロトタイピング
PDF
新技術で未来の扉を開け! - Node-REDの環境構築と社内導入 -
PDF
Node-RED導入時の効果的な開発を考える
PDF
Node-REDから見えた未来 - 変わるもの、変わらないもの -
PDF
プロのためのNode-RED再入門
PDF
[Node-RED] ファンクションノードのデバッグどうしてる?
PDF
Node-REDのプログラミングモデル
PDF
「なんで?」と「自分だったら」が属人化を防ぐ - 必要な時に必要なものを必要なだけ -
PDF
Red Hat の日本でできるグローバルな働き方
PPTX
CI/CD専用モニタと心理的安全性
PDF
アジャイルなソフトウェア設計を目指して
PDF
SQiP20222投稿応援フォーラム「開発現場で役立つ論文の書き方のお話」
PDF
【de:code 2020】 GitHub 新機能のご紹介(2020 年 5 月発表)
PDF
チケットの利用による経験を活かした開発の可能性
PDF
Node-REDのロードマップや見どころ
 
PPTX
iOSアプリ開発のCI環境 - Jenkins編 -
PDF
【de:code 2020】 セキュアなソフトウェアを実現する、GitHub のコード解析のご紹介
PDF
【de:code 2020】 Azure 10 周年の節目に見直したい、Azure インフラのちょっと大事な話
PDF
複数サービスを使う業務の自動化にはRPA×Node-RED構成がおすすめ/Node-RED Desktop紹介
PPTX
iOSアプリにおけるリリースフローとCI環境
PDF
ソフトウェアエンジニアと高位合成
PPTX
社内の遊休PCをAzurePipelinesでCICDに活用しよう
PPTX
Xcodeの管理を楽に - Jenkins編 -
PPTX
バージョンアップの対応を軽減するためのサービスの構築
PPTX
iOSアプリの自動テストをはじめよう
PDF
ソフトウェア産業に望まれる人材
PPTX
UIテストの実行時間の短縮の方法
PDF
Googleのインフラ技術から考える理想のDevOps
PDF
Ldd13 present
PDF
Team Foundation Server ~ 今を生きるエンジニアのための開発基盤とは 【BPStudy #63】

More Related Content

PDF
Node-redでプロトタイピング
PDF
新技術で未来の扉を開け! - Node-REDの環境構築と社内導入 -
PDF
Node-RED導入時の効果的な開発を考える
PDF
Node-REDから見えた未来 - 変わるもの、変わらないもの -
PDF
プロのためのNode-RED再入門
PDF
[Node-RED] ファンクションノードのデバッグどうしてる?
PDF
Node-REDのプログラミングモデル
PDF
「なんで?」と「自分だったら」が属人化を防ぐ - 必要な時に必要なものを必要なだけ -
Node-redでプロトタイピング
新技術で未来の扉を開け! - Node-REDの環境構築と社内導入 -
Node-RED導入時の効果的な開発を考える
Node-REDから見えた未来 - 変わるもの、変わらないもの -
プロのためのNode-RED再入門
[Node-RED] ファンクションノードのデバッグどうしてる?
Node-REDのプログラミングモデル
「なんで?」と「自分だったら」が属人化を防ぐ - 必要な時に必要なものを必要なだけ -

What's hot

PDF
Red Hat の日本でできるグローバルな働き方
PPTX
CI/CD専用モニタと心理的安全性
PDF
アジャイルなソフトウェア設計を目指して
PDF
SQiP20222投稿応援フォーラム「開発現場で役立つ論文の書き方のお話」
PDF
【de:code 2020】 GitHub 新機能のご紹介(2020 年 5 月発表)
PDF
チケットの利用による経験を活かした開発の可能性
PDF
Node-REDのロードマップや見どころ
 
PPTX
iOSアプリ開発のCI環境 - Jenkins編 -
PDF
【de:code 2020】 セキュアなソフトウェアを実現する、GitHub のコード解析のご紹介
PDF
【de:code 2020】 Azure 10 周年の節目に見直したい、Azure インフラのちょっと大事な話
PDF
複数サービスを使う業務の自動化にはRPA×Node-RED構成がおすすめ/Node-RED Desktop紹介
PPTX
iOSアプリにおけるリリースフローとCI環境
PDF
ソフトウェアエンジニアと高位合成
PPTX
社内の遊休PCをAzurePipelinesでCICDに活用しよう
PPTX
Xcodeの管理を楽に - Jenkins編 -
PPTX
バージョンアップの対応を軽減するためのサービスの構築
PPTX
iOSアプリの自動テストをはじめよう
PDF
ソフトウェア産業に望まれる人材
PPTX
UIテストの実行時間の短縮の方法
PDF
Googleのインフラ技術から考える理想のDevOps
Red Hat の日本でできるグローバルな働き方
CI/CD専用モニタと心理的安全性
アジャイルなソフトウェア設計を目指して
SQiP20222投稿応援フォーラム「開発現場で役立つ論文の書き方のお話」
【de:code 2020】 GitHub 新機能のご紹介(2020 年 5 月発表)
チケットの利用による経験を活かした開発の可能性
Node-REDのロードマップや見どころ
 
iOSアプリ開発のCI環境 - Jenkins編 -
【de:code 2020】 セキュアなソフトウェアを実現する、GitHub のコード解析のご紹介
【de:code 2020】 Azure 10 周年の節目に見直したい、Azure インフラのちょっと大事な話
複数サービスを使う業務の自動化にはRPA×Node-RED構成がおすすめ/Node-RED Desktop紹介
iOSアプリにおけるリリースフローとCI環境
ソフトウェアエンジニアと高位合成
社内の遊休PCをAzurePipelinesでCICDに活用しよう
Xcodeの管理を楽に - Jenkins編 -
バージョンアップの対応を軽減するためのサービスの構築
iOSアプリの自動テストをはじめよう
ソフトウェア産業に望まれる人材
UIテストの実行時間の短縮の方法
Googleのインフラ技術から考える理想のDevOps

Similar to Visual開発ツールNode-REDの導入によるプロセスの変化と考慮点

PDF
Ldd13 present
PDF
Team Foundation Server ~ 今を生きるエンジニアのための開発基盤とは 【BPStudy #63】
PDF
Agile japan2010 rakuten様プレゼン資料
PPTX
Kspin20121201 kobayashi
PDF
Ti dd force09
PDF
A 1-1 tfs on azure で始めるイマドキのソフトウェア開発
PDF
Go azure tfs_service
PDF
協創型ソフトウェア開発 ガイダンス資料
PDF
ワンクリックデプロイ101 #ocdeploy
PDF
チャレンジ基盤としてのチケット駆動開発(旧版)
PDF
2018年度新入社員研修実績紹介
PDF
【XDev 2011】 B-4 明日を支えるITに求められる開発アジリティ~ 継続的フィードバックで見る最新開発環境の全貌
PDF
博士論文公聴会
PDF
ソースコードは要求にとって地球の裏側なのか
PDF
DX時代に目指すべき品質向上とテスト - @IT ソフトウェア品質向上セミナー 2019夏
PDF
イノベーションスプリント2011 infragisticsにおける世界分散アジャイル開発事例~ communication matters ~
PDF
GCSアジャイル開発を使ったゲームの作り方
PDF
AJ2010_20100409_maegawasensei
PDF
SCENARIOS, STORIES, USE CASES 10章
PPTX
JaSST2017_大規模業務システムにおける再利用可能なテスト自動化の取り組み
Ldd13 present
Team Foundation Server ~ 今を生きるエンジニアのための開発基盤とは 【BPStudy #63】
Agile japan2010 rakuten様プレゼン資料
Kspin20121201 kobayashi
Ti dd force09
A 1-1 tfs on azure で始めるイマドキのソフトウェア開発
Go azure tfs_service
協創型ソフトウェア開発 ガイダンス資料
ワンクリックデプロイ101 #ocdeploy
チャレンジ基盤としてのチケット駆動開発(旧版)
2018年度新入社員研修実績紹介
【XDev 2011】 B-4 明日を支えるITに求められる開発アジリティ~ 継続的フィードバックで見る最新開発環境の全貌
博士論文公聴会
ソースコードは要求にとって地球の裏側なのか
DX時代に目指すべき品質向上とテスト - @IT ソフトウェア品質向上セミナー 2019夏
イノベーションスプリント2011 infragisticsにおける世界分散アジャイル開発事例~ communication matters ~
GCSアジャイル開発を使ったゲームの作り方
AJ2010_20100409_maegawasensei
SCENARIOS, STORIES, USE CASES 10章
JaSST2017_大規模業務システムにおける再利用可能なテスト自動化の取り組み

More from Makoto SAKAI

PDF
プロセスモデルの補完方法 -モデル・ノウハウ・人-
PDF
プロセスモデルの補完方法 -モデル・ノウハウ・人-
PDF
メールやチャットでも役立つテクニック
PDF
改訂版:開発現場で役立つ論文の書き方のお話
PDF
(講演資料)開発現場で役立つ論文の書き方のお話
PDF
論理的思考力を身に着けるための論文研修
PDF
SS2019 エッジデバイス開発の難しさ
PDF
スクリプト言語入門 - シェル芸のすすめ - 第2回クラウド勉強会
PDF
プロジェクトを成功させるチケット管理
PDF
複合主キーの扱い方
PDF
UAS5 アジャイル開発に学んだアダプタブルウォーターフォール開発
PDF
効果的な XP の導入を目的としたプラクティス間の相互作用の分析
PDF
社会人のためのシンポジウム発表入門 リーン論文作法
PDF
パネル:Redmineの未来を考える
PDF
古くて新しいサーバントリーダーシップ
PDF
チケット駆動開発導入のヒント - 自律と規律 -
PDF
計算量のはなし(Redisを使うなら必読!O(logN)など)
PDF
ウォーターフォール開発におけるチケット駆動開発 -ウォータフォール開発をアダプタブルにする-
PDF
うまくいくチケット駆動開発 - リーンとリファクタリング -
PDF
Remineを活かしたプロセス支援 - 失敗しないプロセス支援 -
プロセスモデルの補完方法 -モデル・ノウハウ・人-
プロセスモデルの補完方法 -モデル・ノウハウ・人-
メールやチャットでも役立つテクニック
改訂版:開発現場で役立つ論文の書き方のお話
(講演資料)開発現場で役立つ論文の書き方のお話
論理的思考力を身に着けるための論文研修
SS2019 エッジデバイス開発の難しさ
スクリプト言語入門 - シェル芸のすすめ - 第2回クラウド勉強会
プロジェクトを成功させるチケット管理
複合主キーの扱い方
UAS5 アジャイル開発に学んだアダプタブルウォーターフォール開発
効果的な XP の導入を目的としたプラクティス間の相互作用の分析
社会人のためのシンポジウム発表入門 リーン論文作法
パネル:Redmineの未来を考える
古くて新しいサーバントリーダーシップ
チケット駆動開発導入のヒント - 自律と規律 -
計算量のはなし(Redisを使うなら必読!O(logN)など)
ウォーターフォール開発におけるチケット駆動開発 -ウォータフォール開発をアダプタブルにする-
うまくいくチケット駆動開発 - リーンとリファクタリング -
Remineを活かしたプロセス支援 - 失敗しないプロセス支援 -

Visual開発ツールNode-REDの導入によるプロセスの変化と考慮点

  • 1.
    Copyright © SoftwareResearch Associates, Inc. All Rights Reserved株式会社 SRA阪井 誠Visual開発ツールNode-REDの導入によるプロセスの変化と考慮点
  • 2.
    Copyright © SoftwareResearch Associates, Inc. All Rights Reserved背景:ツールの導入• 「プロセスやツールよりも個人と対話を」*1と言われるが、ソフトウェア開発ツールは重要• ツールの経験者を募るように、ツールはソフトウェア開発に大きな影響を与える• しかし,新しいツールを導入する機会は少なく,その知見はあまり多くない.• 下流の効率化ツールは,導入時は小規模なことも多くコンサルティングも受けにくい• Visual IoTツールと呼ばれるNode-REDの開発経験者に品質,コスト,開発期間,プロセスの変化をアンケートした*1:Beck他,アジャイルソフトウェア開発宣言,http://agilemanifesto.org/iso/ja/manifesto.html,2001.
  • 3.
    Copyright © SoftwareResearch Associates, Inc. All Rights Reserved 2目次• 背景• 目次• Node-RED• アンケート• アンケートの結果• 考察• まとめ
  • 4.
    Copyright © SoftwareResearch Associates, Inc. All Rights Reserved 3Visual 開発ツールNode-RED• Node-RED*はVisual IoTツールと呼ばれ,Webブラウザ上のエディタでプログラミングする• 長円のプログラムモジュールをノードと呼び、標準ノードのほか、コントリビュートされた多機能なノードが豊富にある• ノードを中央の編集領域に配置し,ノード間を接続してフロー(処理)を作成する• ノードには名前を付加できるが,単に配置するだけでも設定に応じた内容が表示される* JS Foundation,Node-RED is a visual wiring tool for the Internet of Things,https://nodered.org/
  • 5.
    Copyright © SoftwareResearch Associates, Inc. All Rights Reserved 4Node-REDの特徴• Hello Worldの入出力のノードを置き換えるだけでWebプログラムになる一瞬でデプロイ非同期処理を可視化 簡単デバッグ多機能なノード群
  • 6.
    Copyright © SoftwareResearch Associates, Inc. All Rights ReservedNode-REDの長所・短所長所:• 非同期処理が簡単に扱える• アルゴリズムが可視化される• 多機能なノード(モジュール)• デプロイが一瞬• 再利用が容易短所:• 単体テストの自動化ができない• 発展途上• 方式設計が重要• ループが特殊• マージ・保守に工夫が必要
  • 7.
    Copyright © SoftwareResearch Associates, Inc. All Rights Reservedアンケート• Node-REDの経験者8人にアンケートを行った.• 社内サービス• プロトタイプ• テストダブル(ドライバ,モック,スタブ)• 自社パッケージ• ユーティリティなど• Node-REDは生産性が高いことから選択された.• 全てのプロジェクトはいわゆるウォーターフォール型開発の工程を持っていた• 程度の差はあるが厳格な工程完了審査は行われていない• メールでQCDとプロセスの変化をアンケートした• 品質,コスト, 開発期間:4段階の選択式(重複選択可)の評価と自由記述• 要件定義,設計,プログラミング,テスト,リリースの変化:自由記述
  • 8.
    Copyright © SoftwareResearch Associates, Inc. All Rights Reservedアンケート結果• 評価方法大分類 小分類 収集データ グラフ化QCD 品質 4段階+自由記述 4段階コスト開発期間プロセスの変化要件定義 自由記述 以下を判断して集計• ネガティブ評価• ポジティブ評価• 変化なしおよびどちらともいえない設計プログラミングテストリリース
  • 9.
    Copyright © SoftwareResearch Associates, Inc. All Rights ReservedQCDアンケート結果 - 品質 -• サクサクと実装,実行,確認・修整の作ってのループが良かった• 内製にこだわるよりも品質が良い• コード量が減った• 試作に有効• 非同期処理が容易• フローを意識してシンプルな作りになった• 単体テストができない• コード検索ができないのでバグが見つけにくい
  • 10.
    Copyright © SoftwareResearch Associates, Inc. All Rights ReservedQCDアンケート結果 – コスト -• 非同期処理が容易• 高機能なコンポーネントが多い• 設計からテストまでシームレスにでき効率が良い• 処理部に注力できた• diffが取れない• ドキュメントが少ない• 必要なノードを探すのに時間がかかった• 繰り返し処理に苦労した
  • 11.
    Copyright © SoftwareResearch Associates, Inc. All Rights ReservedQCDアンケート結果 - 納期 -• 非同期処理が容易• カスタムノード作成で効率化できた• 開発のスピード感が半端ない• 他人のフローを簡単にインポート可• 実装にいきなり入れる• 効率よく開発できる• 大きな手戻りがなかった• 自作部分の作りで効率や保守性が変わる• ドキュメントが少ない• 品質の悪いノードがあった• 必要なノードを探すのに時間がかかった
  • 12.
    Copyright © SoftwareResearch Associates, Inc. All Rights Reservedアンケート結果• 評価方法大分類 小分類 収集データ グラフ化QCD 品質 4段階+自由記述 4段階コスト開発期間プロセスの変化要件定義 自由記述 以下を判断して集計• ネガティブ評価• ポジティブ評価• 変化なしおよびどちらともいえない設計プログラミングテストリリース
  • 13.
    Copyright © SoftwareResearch Associates, Inc. All Rights Reservedプロセスの変化 – ポジティブ -• プロトタイプが早くできると説明も早く,意見を貰いやすい• 曖昧な要求でもとりあえず作り始めることができる• 作ったものから要件を確定していくことが可能• 大まかな処理の流れをすぐにフローとして実装可能• 設計とプログラミングのイテレーションが容易• Injectノードとデバッグノードでの確認も容易• ほんの少数のファイルをリリースするだけでよく,管理しやすい• ユニットテストはカスタムフローやAPI単位しかできないが,不安は少なかった• コード管理だけ課題・・・完成した開発環境になればすばらしいものになりそう• (保守は)基本的に容易だが,開発環境を残さないと詳細を確認し辛かった設計以降の問題を指摘しながらも,好意的な表現
  • 14.
    Copyright © SoftwareResearch Associates, Inc. All Rights Reservedプロセスの変化 – ネガティブ -• 単体テストをどのように行うのかわかりませんでした• 複数人数での開発が少し手間取る• 外部リソースの設定が外だしに出来ず,リリース後にとても煩わしかった• Node-REDの癖にあわせた設計は必要.設計次第• 簡単な反面,リリース後の不具合も増える可能性がある• コード全体の検索が出来ないため,複雑なシステムは保守しにくくなる上流のプロセスに変化がないとしていた.Node-RED流の開発スタイルをつかみ切れていない
  • 15.
    Copyright © SoftwareResearch Associates, Inc. All Rights Reserved考察Node-REDの導入に重要なこと• ツールの知識やノウハウを共有すること• 特性を活かした設計で品質を作りこむこと• 実装を繰り返して常に確認すること• 上流から利用すること情報共有や教育が重要であるだけでなく,既存のプロセスをそのまま適用するのではなく,積極的に変更することがプロセス改善につながる
  • 16.
    Copyright © SoftwareResearch Associates, Inc. All Rights Reservedまとめ• Node-REDの開発経験者8人にアンケートした• プロセスの変化を調査してその原因を考察した• 新しいツールを導入してプロセスの改善するには以下が必要Node-REDの導入に必要なもの モダンアジャイルの指導理念ツールの知識やノウハウを共有する人々を尊重する特性を活かした設計を行う 安全な状態を前提とする実装を繰り返して常に確認する 素早い実験と学習主体的にプロセスを変更し、品質を上流から作りこむ価値を継続的に届ける• 得られた知見は,モダンアジャイル*の基本理念と通じる• Node-REDの良い導入が開発のアジリティ(機敏さ)を高める* Smith, Agile 2016 Keynote: Modern Agile, https://www.infoq.com/news/2016/08/agile2016-modern-agile,笠原,Agile 2016の基調講演: モダンアジャイル, https://www.infoq.com/jp/news/2016/08 /agile2016-modern-agile, 2016.

[8]ページ先頭

©2009-2026 Movatter.jp