3. 分かっていないことの気づき難さ-‐‑‒ の問題:思い出しにくさ 苦⼿手の深刻化間違いを突きつけられるまで、⾃自分は物事を正しく理理解できていると思い込む傾向が⼈人間にはあると、種々の実験を通じて確認されている*。*:参考 “The illusion of knowing: Failure in the self assessment of comprehension” 問題演習 =誤答という客観的事実を通じて記憶・理理解が不不正確な部分を発⾒見見していくプロセスTomoaki Nishikawa, 2016 47
2. 意志⼒力力の消耗Tomoaki Nishikawa, 2016 61-‐‑‒ の問題: 勉強嫌い化 叱ることの必須化 学習効率率率の悪化叱られることに耐える学ぶことに集中するどちらも同じ「意志⼒力力」を使⽤用することが実験を通じて確認されている**:参考”Ego depletion and the strength model of self-‐‑‒control: a meta-‐‑‒analysis”叱られて消耗集中⼒力力・学習効率率率<意志⼒力力のプール 意志⼒力力のプール
1. 習慣化の促進:習慣化の効果Tomoaki Nishikawa, 2016 66-‐‑‒ の戦略略: 習慣化の促進 ご褒美の⼯工夫 キャリア助⾔言あるタスクを実⾏行行するのに必要なエネルギーは、そのタスクが習慣化するほど低くなることが研究により明らかになっている**:参考 “Neurophysiological indices of strategy development and skill acquisition”意識識して頑張ること 習慣化したものごと勉強すること 勉強すること⻭歯磨き 着替え⾃自転⾞車車の運転
3. キャリア助⾔言Tomoaki Nishikawa, 2016 72-‐‑‒ の戦略略: 習慣化の促進 ご褒美の⼯工夫 キャリア助⾔言意義を実感できていない物事を無理理やり実⾏行行させると意志⼒力力を消耗してしまう*。*:参考”Ego depletion and the strength model of self-‐‑‒control: a meta-‐‑‒analysis”⼦子ども⾃自⾝身の将来ヴィジョンの⽴立立場から、親⼦子が対話を通じて「今勉強する意義」をともに考えることは、⻑⾧長期的な報酬への期待を形成するとともに、勉強への腰の重さを緩和する効果も期待できる。※:ただし未来が遠くなるほど報酬への期待は弱くなる。 したがって、まだ⼦子どもが幼い場合(⼩小学⽣生など)、 この戦略略の効果はあまり期待できないだろう。
学ぶべきことは死ぬまで尽きないTomoaki Nishikawa, 201676Learn as if you will live forever. Live as if you will die tomorrow.永遠に⽣生きるかのように学び、明⽇日死ぬかのように⽣生きよ。[マハトマ・ガンジー]受験勉強は単に「志望校へ⼊入学するのに必要な作業」と捉えることもできる。しかし「⽬目的に向けて効率率率的かつ⾃自発的に学習する訓練」とも捉えられる。ひとりの⼈人間に世界は広⼤大で、社会は複雑で、ゆえに学ぶべきことは尽きない。⼦子どもの受験勉強が単なる作業ではなく未来に活きる習慣の獲得過程となることを願って⽌止まないし、このドキュメントが少しでもそれに寄与できたなら、筆者としての幸甚これに勝るものはないと確信する。