Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


Yusuke Suzuki, profile picture
Uploaded byYusuke Suzuki
PDF, PPTX8,114 views

JJUG初心者のためのJava/JJUG講座

2017/11/18(土)に開催されたJJUG CCC 2017 Fallのランチセッション「JJUG初心者のためのJava/JJUG講座」の資料です。

Embed presentation

Download as PDF, PPTX
Japan Java User Group[ランチ付き]JJUG初心者のためのJava/JJUG講座2017/11/18#ccc_ls
Japan Java User Groupまずはじめに• こいつの名前は?→• Duke– Javaのマスコット– https://www.oracle.com/java/duke.html– http://openjdk.java.net/projects/duke/• BSDライセンス– 複製・改変したものをコード非公開で頒布可能2
Japan Java User Groupアジェンダ• なぜ、この話をするのか• Javaを知るためのキーワード• JJUGの話• まとめ3
Japan Java User Groupなぜ、この話をするのか?4
Japan Java User Group春のこと– Javaのイベントでは、会場の狭さに文句を言うことは許されない5コミュニティ主催のイベントというみんなで作り上げるものなのに、ベンダーに招待された「お客様」として参加してしまっているわけである。<略>Javaはユーザーも多く、エンプラな人の比率も高めで、コミュニティを理解せず心無いことを言う人や理解すらしようとしない人も多いと思う。ただ、彼らをディスってもなんの見返りもないし、そもそも彼らの耳には入らない。<略>主催者側も参加者側も、新規も古参も、みんなで仲良くJavaを楽しめるといいね。
Japan Java User Groupつまり• Javaのメインユーザーはエンプラ業界のエンジニア• やはりコミュニティに慣れていない• JJUGがどういう団体か、CCCがどうやって運用されているのか知らない6
Japan Java User Groupというわけで• Javaとは、どういうものなのか?– Javaの思想や文化は?– Javaの仕様は誰が決めているの?• JJUGとは、どういう存在なのか?– 誰が、何のためにやっているか?– Oracleとの関係性は?7
Japan Java User GroupJAVAを知るためのキーワード8
Japan Java User GroupSun Microsystems• Javaの生みの親– 1982年創業のハードウェアメーカー• 創業16年で売上100億$に達したベンチャー企業• UNIX OSであるSolarisが有名• しかし、技術開発に失敗し、2000年代には後退• 2010年にORACLEが74億$で買収– 積極的な情報公開やオープンソースへの関わりで、エンジニアのファンが非常に多かった• Solarisの基がフリーソフトウェアライセンス(後のGPL)のBSD版UNIX• (当時)悪の帝国マイクロソフトと戦う勇者9
Japan Java User GroupScott G. McNealy• 元SUNの共同創業者、CEO/会長– 素晴らしいビジョナリー• The Network is the Computer– でも、毒舌で有名• 「マイクロソフトは人類の敵」• 「サンは共有するが、マイクロソフトは盗む」• 「元CEOで現CTOの連絡は、いつも船舶電話だ」– http://www.publickey1.jp/blog/15/java20javaonejava10javaone_2015.html10
Japan Java User GroupJames Gosling• 「Javaの父」と称される人物– いまでもJavaOneに遊びに来る大柄なおじいちゃん。– いまはAWSの人11https://www.youtube.com/watch?v=1CsTH9S79qI
Japan Java User GroupOracle12• 2010年にSunを買収– Oracle Databaseで知られているが、いまでは多くのERPを抱えるソフトウェア企業– オープンなSunとは対照的な気質で知られ、買収を残念がる技術者が多かった• OSS関連では多くの”事件”が起きている– Javaは維持され「 」も残った• 一方で、顧客の声をよく聞く企業である– Sunはビジョン優先しすぎることがある
Japan Java User GroupJava• Java !– Javaは1990年に社内プロジェクトとしてスタートし、1995年に1.0を発表• C++への複雑さを解決するために開発• インターネットに着目した言語だった– 特徴(完全ではないが安全な言語)• 静的型付け(オブジェクト指向言語)• OS非依存(仮想マシン)• メモリ管理の自動化(ガベージコレクション)13
Japan Java User GroupJava VM• Write once, run everywhere– 仮想マシンによって実行環境差異を吸収• 今では当たり前になったが当時は画期的– ソースコードはコンパイルされることでバイトコードになる• バイトコードであれば、どんな言語でもよい• 標準Java以外にScala、Kotlinが有名– JRuby、Jythonなど、多言語の移植も行っている– その他、独自言語を自分で作ることもできる– Java VMそのものの安定性や性能が魅力14
Japan Java User Group仕様と実装• Javaは標準仕様を決めて各社が実装する– 仕様に対して、沢山の実装がある• Java SE:OpenJDK、J9など• Java EE: WebSphere、WebLogic、Payara、GlassFish、Wildflyなど– 部分的な実装としてはTomcat、Jettyなど– 各社は標準をベースに、独自の拡張をすることで差別化している• 安定性、性能、可用性、保守性の強化15
Japan Java User GroupJCP• Java Community Process– https://www.jcp.org/en/home/index– 標準Javaの仕様を策定するプログラム• Java仕様を決めるのはOracleじゃない– 過去はSunを中心にベンダーだけが決定• その後、ユーザーグループも参加可能に– 仕様への意見は誰でも言える16
Japan Java User GroupJCP• 簡単なプロセス説明– 1.JSRが提出される• Java Specification Request(Java仕様の提案)– 379:Java SE 9 Platform Umbrella JSR– 376:Java Platform Module System– 2.EG(Expert Group)の組成– 3.ドラフトの作成と意見収集• Early Draft Review -> Public Review ->Proposed Final Draft– 4.最終承認投票– 5.仕様をリリース17
Japan Java User GroupOpenJDK• 現在のJava SEの参照実装– 2006年にSunの持っていた実装をオープンソース化して開始– この前後の経緯がややこしい• そもそも、当時のJava SEは仕様が肥大化しており、各社個別実装が厳しくなってきた• そこでオープンソースベースでの共同開発と、そのうえでの商用カスタマイズというプロセスが求められた• Apache HarmonyというOSS実装がはじまったため、それに対抗する形で公開に18
Japan Java User GroupApache HarmonyとAndroid• Apache Harmonyが開始– 2005年にIBM主導して実装を開始• Apache License 2.0というライセンス– 認定を要求するもSunが拒否• Technology Compatibility Kitの提供拒否• そのためApacheがすべてのJCP投票に拒否• そして、Androidが採用• (今はOpenJDKベースです)– 結果として、OracleがGoogleを訴えることに• Java MEのモバイル領域が侵された19
Japan Java User Groupオープンソース• Javaの成功はSunのオープンな文化– たくさんのオープンソースが生まれた– 一方で企業としてはオープンソースに苦しめられた。オープンソースは儲からない• 勝者になるためにはオープンソースの戦略的な活用– Sunがやりきれなかったこと– IBMはLinuxやTomcatで成功– 現在はMicrosoftが積極的に活用中20
Japan Java User GroupEE4J• Eclipse Enterprise for Java– 2017年10月からJava EEの開発プロジェクトがEclipse主管に• OracleはJava EEに興味を失っていた– Java EEの開発が停滞気味でコミュニティでも問題視されていた– 今後の開発スピードアップに期待21
Japan Java User GroupJJUGの話22
Japan Java User GroupJUG• Java User Group– 世界中にあるJavaコミュニティの総称• 頭に地域名を付ける(例:Japan JUG)• 日本ではJJUG、関西、岡山、広島、女子部など• https://community.oracle.com/community/java/jug– あくまでも「ユーザー」の集まり• 自主的に始めて、自主的に続けるもの• Oracleは支援する立場で各国で関係性は異なる• 北米では関係が薄く、アジア圏では関係が強め23
Japan Java User Group世界のJUG• 有名どころはJCPにも積極的に参加– ロンドンJUG– SouJava(ブラジル)• Devoxx– https://devoxx.com/– 2001年に始めたカンファレンス• 主催がベルギーのJUG– いまでは世界各国で数千人規模になった24
Japan Java User GroupJJUG• Japan Java User Group– 2007年に設立• 初代会長は丸山 不二夫さん– ちょうどSunが落ち目になっていたころ• 2006年:Java SE 6• 2011年:Java SE 7– 日本のJavaを盛り上げよう!ということでスタート25
Japan Java User GroupJJUGの規模• 現在– 7194名(Doorkeeper登録数=会員数)– CCCは1000人規模260100020003000400050006000700080002013/082013/102013/122014/022014/042014/062014/082014/102014/122015/022015/042015/062015/082015/102015/122016/022016/042016/062016/082016/102016/122017/022017/042017/062017/082017/10
Japan Java User Group世界におけるJJUG• 世界でも大きなJUG– 東京という都市の強さ– 北米は小さい– Java Championが2名• 認知度高め– なぜかロゴTが人気– イベントにも登場• JCPなどには積極的な参加ができていない– 今後のテーマ27
Japan Java User GroupJJUGの活動• イベントの実施– JJUG CCC(年2回)で21回目– ナイトセミナー(毎月1回)• 地方JUGイベントへの講師派遣• Java関連イベント後援/協賛• 国際会議への派遣28
Japan Java User Groupボランティア• 基本的にはボランティア活動– 普段の活動とは別に活動– CCCの運営もすべてボランティア29
Japan Java User GroupJJUG幹事会• 幹事会– JJUGの中心的なメンバー– 月1回の幹事会– SlackやGoogle Driveなど利用• やっていること– イベント企画– Javaの発展のための寄与– もっとJCPにも関わっていきたい30
Japan Java User Groupお金• 会場や設備を借りるにお金が必要– CCC2回で800万円ぐらい– その他、地方派遣やイベント実施費用• すべてCCCのスポンサー費用でまかなう– スポンサーの目的は採用とマーケティング– コミュニティイベントを通じることでエンジニアと直接コミュニケーションができる31
Japan Java User GroupそうこそJavaコミュニティへ• 今日、来ている時点でJJUGメンバーです– Doorkeeperを使ったらメンバー• さらにもう一歩!!– JJUGで学んだことを仕事に役立てる– JJUGで学んだことを同僚に話す– JJUGで学んだことをSNSに書く– JJUGのイベントに登壇する– JJUG CCCのボランティアスタッフになる– JJUG CCCの幹事になる32
Japan Java User Groupまとめ33
Japan Java User GroupJava• Sunのオープン文化がJavaを成長させた– Java自体がオープンソースであり、仕様決定もオープンなプロセスになっている– 色々あったが常にユーザーグループが流れを作ってきた• 企業は戦略的にオープンソースを活用しなくてはならないし、その過程でエンジニアとの関係性を考えて行かないと行けない34
Japan Java User GroupJJUG• Japan Java User Group– 日本におけるJavaコミュニティ– 目的はJavaエンジニアがハッピーになること• 運営はボランティア– 全員ボランティアでやってます– そして、応援してくれるスポンサーがいます35
Japan Java User Group困ったらスタッフまで!36

Recommended

PDF
Javaのカルチャーとグロース - MANABIYA 2018
PDF
エンタープライズアジャイルでチームが超えるべきこと - エンタープライズアジャイル勉強会 2018年10月セミナー
PDF
MicroserviceでのNoOps戦略 - NoOps Meetup Tokyo #2 #NoOpsJP
PDF
アジャイル開発を支えるアーキテクチャ設計とは
PDF
JavaとOSSとAndroid - JavaAPI訴訟問題を考える
PDF
Javaはコミュニティの力で再び偉大になれるのか
PDF
Javaエンジニアのための"クラウド時代の過ごし方" Java Day Tokyo 2016
PDF
エナジャイル設立によせて
PDF
ウォーターフォールとアジャイルを考える #ita_ws
PDF
Javaとコミュニティの歩み 2020
PDF
マイクロサービスに至る歴史とこれから - XP祭り2021
PDF
アジャイルと言わないエンタープライズアジャイル導入 - Agile Japan 2016
PDF
エンタープライズアジャイルにおける要求探索の勘所 要求開発アライアンス2018年7月定例会
PDF
Javaエンジニアのためのアーキテクト講座-JJUG CCC 2014 Fall
PDF
マイクロサービスアーキテクチャ - アーキテクチャ設計の歴史を背景に
PDF
エンタープライズアジャイルと全体最適について ~アーキテクチャ設計とウォーターフォールの必要性~
PDF
ITトレンドに見る日本のエンタープライズITについて
PDF
今どきのアーキテクチャ設計戦略 - QCon Tokyo 2016
PDF
マイクロサービス化デザインパターン - #AWSDevDay Tokyo 2018
PDF
プロダクトオーナーは育成できるのか? - プロダクトオーナー祭り2016
PDF
アーキテクチャのレビューについて - JaSST Review '18
PDF
「ITアーキテクトの役割と責任」デブサミ2015 20-C-1
PDF
マイクロサービス化設計入門 - AWS Dev Day Tokyo 2017
PDF
クラウド時代のエンジニアについて #sesfukui
PDF
JavaOne 2016総括 #jjug
PDF
JavaOne感想&技術トレンド紹介 - JavaOne2015報告会
PDF
クラウドを超えた先の企業システム像 20091008 JJUG CCC
PDF
ユーザー企業へのアジャイル導入四苦八苦 - エンタープライズアジャイル勉強会2016年11月セミナー
PDF
Polyglot on the JVM with Graal (English)
 
PDF
Open Liberty: オープンソースになったWebSphere Liberty

More Related Content

PDF
Javaのカルチャーとグロース - MANABIYA 2018
PDF
エンタープライズアジャイルでチームが超えるべきこと - エンタープライズアジャイル勉強会 2018年10月セミナー
PDF
MicroserviceでのNoOps戦略 - NoOps Meetup Tokyo #2 #NoOpsJP
PDF
アジャイル開発を支えるアーキテクチャ設計とは
PDF
JavaとOSSとAndroid - JavaAPI訴訟問題を考える
PDF
Javaはコミュニティの力で再び偉大になれるのか
PDF
Javaエンジニアのための"クラウド時代の過ごし方" Java Day Tokyo 2016
PDF
エナジャイル設立によせて
Javaのカルチャーとグロース - MANABIYA 2018
エンタープライズアジャイルでチームが超えるべきこと - エンタープライズアジャイル勉強会 2018年10月セミナー
MicroserviceでのNoOps戦略 - NoOps Meetup Tokyo #2 #NoOpsJP
アジャイル開発を支えるアーキテクチャ設計とは
JavaとOSSとAndroid - JavaAPI訴訟問題を考える
Javaはコミュニティの力で再び偉大になれるのか
Javaエンジニアのための"クラウド時代の過ごし方" Java Day Tokyo 2016
エナジャイル設立によせて

What's hot

PDF
ウォーターフォールとアジャイルを考える #ita_ws
PDF
Javaとコミュニティの歩み 2020
PDF
マイクロサービスに至る歴史とこれから - XP祭り2021
PDF
アジャイルと言わないエンタープライズアジャイル導入 - Agile Japan 2016
PDF
エンタープライズアジャイルにおける要求探索の勘所 要求開発アライアンス2018年7月定例会
PDF
Javaエンジニアのためのアーキテクト講座-JJUG CCC 2014 Fall
PDF
マイクロサービスアーキテクチャ - アーキテクチャ設計の歴史を背景に
PDF
エンタープライズアジャイルと全体最適について ~アーキテクチャ設計とウォーターフォールの必要性~
PDF
ITトレンドに見る日本のエンタープライズITについて
PDF
今どきのアーキテクチャ設計戦略 - QCon Tokyo 2016
PDF
マイクロサービス化デザインパターン - #AWSDevDay Tokyo 2018
PDF
プロダクトオーナーは育成できるのか? - プロダクトオーナー祭り2016
PDF
アーキテクチャのレビューについて - JaSST Review '18
PDF
「ITアーキテクトの役割と責任」デブサミ2015 20-C-1
PDF
マイクロサービス化設計入門 - AWS Dev Day Tokyo 2017
PDF
クラウド時代のエンジニアについて #sesfukui
PDF
JavaOne 2016総括 #jjug
PDF
JavaOne感想&技術トレンド紹介 - JavaOne2015報告会
PDF
クラウドを超えた先の企業システム像 20091008 JJUG CCC
PDF
ユーザー企業へのアジャイル導入四苦八苦 - エンタープライズアジャイル勉強会2016年11月セミナー
ウォーターフォールとアジャイルを考える #ita_ws
Javaとコミュニティの歩み 2020
マイクロサービスに至る歴史とこれから - XP祭り2021
アジャイルと言わないエンタープライズアジャイル導入 - Agile Japan 2016
エンタープライズアジャイルにおける要求探索の勘所 要求開発アライアンス2018年7月定例会
Javaエンジニアのためのアーキテクト講座-JJUG CCC 2014 Fall
マイクロサービスアーキテクチャ - アーキテクチャ設計の歴史を背景に
エンタープライズアジャイルと全体最適について ~アーキテクチャ設計とウォーターフォールの必要性~
ITトレンドに見る日本のエンタープライズITについて
今どきのアーキテクチャ設計戦略 - QCon Tokyo 2016
マイクロサービス化デザインパターン - #AWSDevDay Tokyo 2018
プロダクトオーナーは育成できるのか? - プロダクトオーナー祭り2016
アーキテクチャのレビューについて - JaSST Review '18
「ITアーキテクトの役割と責任」デブサミ2015 20-C-1
マイクロサービス化設計入門 - AWS Dev Day Tokyo 2017
クラウド時代のエンジニアについて #sesfukui
JavaOne 2016総括 #jjug
JavaOne感想&技術トレンド紹介 - JavaOne2015報告会
クラウドを超えた先の企業システム像 20091008 JJUG CCC
ユーザー企業へのアジャイル導入四苦八苦 - エンタープライズアジャイル勉強会2016年11月セミナー

Viewers also liked

PDF
Polyglot on the JVM with Graal (English)
 
PDF
Open Liberty: オープンソースになったWebSphere Liberty
PPTX
Dockerで始める Java EE アプリケーション開発 for JJUG CCC 2017
PDF
Another compilation method in java - AOT (Ahead of Time) compilation
 
PPTX
サンプルアプリケーションで学ぶApache Cassandraを使ったJavaアプリケーションの作り方
PDF
Java SE 9の紹介: モジュール・システムを中心に
PPTX
マルチクラウドデータ連携Javaアプリケーションの作り方
PDF
JVM上で動くPython処理系実装のススメ
PDF
DDD x CQRS 更新系と参照系で異なるORMを併用して上手くいった話
PPTX
サーバサイド Kotlin
PPTX
JEP280: Java 9 で文字列結合の処理が変わるぞ!準備はいいか!? #jjug_ccc
PDF
CPUから見たG1GC
PDF
Java9を迎えた今こそ!Java本格(再)入門
PDF
劇的改善 Ci4時間から5分へ〜私がやった10のこと〜
PDF
Business Process Modeling in Goldman Sachs @ JJUG CCC Fall 2017
PPTX
高速なソートアルゴリズムを書こう!!
PPTX
将来 自分で サービスを持ちたいエンジニアの葛藤
PDF
ユニットテストのアサーション 流れるようなインターフェースのAssertJを添えて 入門者仕立て
PPTX
Javaアプリケーションの モダナイゼーションアプローチ
PDF
Selenide or Geb 〜あなたはその時どちらを使う〜
Polyglot on the JVM with Graal (English)
 
Open Liberty: オープンソースになったWebSphere Liberty
Dockerで始める Java EE アプリケーション開発 for JJUG CCC 2017
Another compilation method in java - AOT (Ahead of Time) compilation
 
サンプルアプリケーションで学ぶApache Cassandraを使ったJavaアプリケーションの作り方
Java SE 9の紹介: モジュール・システムを中心に
マルチクラウドデータ連携Javaアプリケーションの作り方
JVM上で動くPython処理系実装のススメ
DDD x CQRS 更新系と参照系で異なるORMを併用して上手くいった話
サーバサイド Kotlin
JEP280: Java 9 で文字列結合の処理が変わるぞ!準備はいいか!? #jjug_ccc
CPUから見たG1GC
Java9を迎えた今こそ!Java本格(再)入門
劇的改善 Ci4時間から5分へ〜私がやった10のこと〜
Business Process Modeling in Goldman Sachs @ JJUG CCC Fall 2017
高速なソートアルゴリズムを書こう!!
将来 自分で サービスを持ちたいエンジニアの葛藤
ユニットテストのアサーション 流れるようなインターフェースのAssertJを添えて 入門者仕立て
Javaアプリケーションの モダナイゼーションアプローチ
Selenide or Geb 〜あなたはその時どちらを使う〜

Similar to JJUG初心者のためのJava/JJUG講座

PDF
OpenJDK コミュニティに参加してみよう #jjug
PDF
これからのJDK/JVM 何を選ぶ?どう選ぶ?
PPTX
OpenJDKソムリエと巡るJDKワイナリーツアー #sfggjp #javajo
PDF
Hello Java
PDF
Java によるクラウドネイティブ の実現に向けて
PDF
Javaヂカラ #Java最新動向 -Java 11 の新機能やOracle Code One 2018 発の最新技術トレンドを一気にキャッチアップ-
PDF
Androidとは何か
PDF
だれも教えてくれないJavaの世界。 あと、ぼくが会社員になったわけ。
PPTX
Androidが起こしたオープン・イノベーション
PDF
JJUG CCC 2013 Spring 定期総会資料
PDF
「JJUG運営の戦略と戦術」 JJUG CCC 2016 Spring 基調講演
PPTX
福井イベント
PDF
今年はJava進化の年!今知っておくべき新しいJava
PDF
Javaの登場と発展
PPTX
DevLOVE 20100823 EnterpriseOSGi
PDF
Java Community Process(JCP)ミーティング
ODP
統一Qtコミュニティー
PDF
日本Javaグループ2016年定期総会 #jjug #ccc_soukai
PDF
JJUG CCC 2014 Spring 定期総会
PDF
日本Javaユーザーグループ 2018年度 定期総会
OpenJDK コミュニティに参加してみよう #jjug
これからのJDK/JVM 何を選ぶ?どう選ぶ?
OpenJDKソムリエと巡るJDKワイナリーツアー #sfggjp #javajo
Hello Java
Java によるクラウドネイティブ の実現に向けて
Javaヂカラ #Java最新動向 -Java 11 の新機能やOracle Code One 2018 発の最新技術トレンドを一気にキャッチアップ-
Androidとは何か
だれも教えてくれないJavaの世界。 あと、ぼくが会社員になったわけ。
Androidが起こしたオープン・イノベーション
JJUG CCC 2013 Spring 定期総会資料
「JJUG運営の戦略と戦術」 JJUG CCC 2016 Spring 基調講演
福井イベント
今年はJava進化の年!今知っておくべき新しいJava
Javaの登場と発展
DevLOVE 20100823 EnterpriseOSGi
Java Community Process(JCP)ミーティング
統一Qtコミュニティー
日本Javaグループ2016年定期総会 #jjug #ccc_soukai
JJUG CCC 2014 Spring 定期総会
日本Javaユーザーグループ 2018年度 定期総会

More from Yusuke Suzuki

PDF
アーキテクチャの進化から学ぶ、プラットフォームエンジニアリングへのアプローチ
PDF
DX時代に目指すべき品質向上とテスト - @IT ソフトウェア品質向上セミナー 2019夏
PDF
見えない壁を越えよう!アジャイルやマイクロサービスを阻む「今までのやり方」 - デブサミ夏2023
PDF
サービスブループリントによるシステム設計手法の紹介 - XP祭り2022
PDF
エンタープライズ、アーキテクチャ、アジャイルのこれから
PDF
なぜ「マイクロサービス“化”」が必要なのか
PDF
エンタプライズ領域のアジャイル開発の課題 - FIT2020
アーキテクチャの進化から学ぶ、プラットフォームエンジニアリングへのアプローチ
DX時代に目指すべき品質向上とテスト - @IT ソフトウェア品質向上セミナー 2019夏
見えない壁を越えよう!アジャイルやマイクロサービスを阻む「今までのやり方」 - デブサミ夏2023
サービスブループリントによるシステム設計手法の紹介 - XP祭り2022
エンタープライズ、アーキテクチャ、アジャイルのこれから
なぜ「マイクロサービス“化”」が必要なのか
エンタプライズ領域のアジャイル開発の課題 - FIT2020

JJUG初心者のためのJava/JJUG講座

  • 1.
    Japan Java UserGroup[ランチ付き]JJUG初心者のためのJava/JJUG講座2017/11/18#ccc_ls
  • 2.
    Japan Java UserGroupまずはじめに• こいつの名前は?→• Duke– Javaのマスコット– https://www.oracle.com/java/duke.html– http://openjdk.java.net/projects/duke/• BSDライセンス– 複製・改変したものをコード非公開で頒布可能2
  • 3.
    Japan Java UserGroupアジェンダ• なぜ、この話をするのか• Javaを知るためのキーワード• JJUGの話• まとめ3
  • 4.
    Japan Java UserGroupなぜ、この話をするのか?4
  • 5.
    Japan Java UserGroup春のこと– Javaのイベントでは、会場の狭さに文句を言うことは許されない5コミュニティ主催のイベントというみんなで作り上げるものなのに、ベンダーに招待された「お客様」として参加してしまっているわけである。<略>Javaはユーザーも多く、エンプラな人の比率も高めで、コミュニティを理解せず心無いことを言う人や理解すらしようとしない人も多いと思う。ただ、彼らをディスってもなんの見返りもないし、そもそも彼らの耳には入らない。<略>主催者側も参加者側も、新規も古参も、みんなで仲良くJavaを楽しめるといいね。
  • 6.
    Japan Java UserGroupつまり• Javaのメインユーザーはエンプラ業界のエンジニア• やはりコミュニティに慣れていない• JJUGがどういう団体か、CCCがどうやって運用されているのか知らない6
  • 7.
    Japan Java UserGroupというわけで• Javaとは、どういうものなのか?– Javaの思想や文化は?– Javaの仕様は誰が決めているの?• JJUGとは、どういう存在なのか?– 誰が、何のためにやっているか?– Oracleとの関係性は?7
  • 8.
    Japan Java UserGroupJAVAを知るためのキーワード8
  • 9.
    Japan Java UserGroupSun Microsystems• Javaの生みの親– 1982年創業のハードウェアメーカー• 創業16年で売上100億$に達したベンチャー企業• UNIX OSであるSolarisが有名• しかし、技術開発に失敗し、2000年代には後退• 2010年にORACLEが74億$で買収– 積極的な情報公開やオープンソースへの関わりで、エンジニアのファンが非常に多かった• Solarisの基がフリーソフトウェアライセンス(後のGPL)のBSD版UNIX• (当時)悪の帝国マイクロソフトと戦う勇者9
  • 10.
    Japan Java UserGroupScott G. McNealy• 元SUNの共同創業者、CEO/会長– 素晴らしいビジョナリー• The Network is the Computer– でも、毒舌で有名• 「マイクロソフトは人類の敵」• 「サンは共有するが、マイクロソフトは盗む」• 「元CEOで現CTOの連絡は、いつも船舶電話だ」– http://www.publickey1.jp/blog/15/java20javaonejava10javaone_2015.html10
  • 11.
    Japan Java UserGroupJames Gosling• 「Javaの父」と称される人物– いまでもJavaOneに遊びに来る大柄なおじいちゃん。– いまはAWSの人11https://www.youtube.com/watch?v=1CsTH9S79qI
  • 12.
    Japan Java UserGroupOracle12• 2010年にSunを買収– Oracle Databaseで知られているが、いまでは多くのERPを抱えるソフトウェア企業– オープンなSunとは対照的な気質で知られ、買収を残念がる技術者が多かった• OSS関連では多くの”事件”が起きている– Javaは維持され「 」も残った• 一方で、顧客の声をよく聞く企業である– Sunはビジョン優先しすぎることがある
  • 13.
    Japan Java UserGroupJava• Java !– Javaは1990年に社内プロジェクトとしてスタートし、1995年に1.0を発表• C++への複雑さを解決するために開発• インターネットに着目した言語だった– 特徴(完全ではないが安全な言語)• 静的型付け(オブジェクト指向言語)• OS非依存(仮想マシン)• メモリ管理の自動化(ガベージコレクション)13
  • 14.
    Japan Java UserGroupJava VM• Write once, run everywhere– 仮想マシンによって実行環境差異を吸収• 今では当たり前になったが当時は画期的– ソースコードはコンパイルされることでバイトコードになる• バイトコードであれば、どんな言語でもよい• 標準Java以外にScala、Kotlinが有名– JRuby、Jythonなど、多言語の移植も行っている– その他、独自言語を自分で作ることもできる– Java VMそのものの安定性や性能が魅力14
  • 15.
    Japan Java UserGroup仕様と実装• Javaは標準仕様を決めて各社が実装する– 仕様に対して、沢山の実装がある• Java SE:OpenJDK、J9など• Java EE: WebSphere、WebLogic、Payara、GlassFish、Wildflyなど– 部分的な実装としてはTomcat、Jettyなど– 各社は標準をベースに、独自の拡張をすることで差別化している• 安定性、性能、可用性、保守性の強化15
  • 16.
    Japan Java UserGroupJCP• Java Community Process– https://www.jcp.org/en/home/index– 標準Javaの仕様を策定するプログラム• Java仕様を決めるのはOracleじゃない– 過去はSunを中心にベンダーだけが決定• その後、ユーザーグループも参加可能に– 仕様への意見は誰でも言える16
  • 17.
    Japan Java UserGroupJCP• 簡単なプロセス説明– 1.JSRが提出される• Java Specification Request(Java仕様の提案)– 379:Java SE 9 Platform Umbrella JSR– 376:Java Platform Module System– 2.EG(Expert Group)の組成– 3.ドラフトの作成と意見収集• Early Draft Review -> Public Review ->Proposed Final Draft– 4.最終承認投票– 5.仕様をリリース17
  • 18.
    Japan Java UserGroupOpenJDK• 現在のJava SEの参照実装– 2006年にSunの持っていた実装をオープンソース化して開始– この前後の経緯がややこしい• そもそも、当時のJava SEは仕様が肥大化しており、各社個別実装が厳しくなってきた• そこでオープンソースベースでの共同開発と、そのうえでの商用カスタマイズというプロセスが求められた• Apache HarmonyというOSS実装がはじまったため、それに対抗する形で公開に18
  • 19.
    Japan Java UserGroupApache HarmonyとAndroid• Apache Harmonyが開始– 2005年にIBM主導して実装を開始• Apache License 2.0というライセンス– 認定を要求するもSunが拒否• Technology Compatibility Kitの提供拒否• そのためApacheがすべてのJCP投票に拒否• そして、Androidが採用• (今はOpenJDKベースです)– 結果として、OracleがGoogleを訴えることに• Java MEのモバイル領域が侵された19
  • 20.
    Japan Java UserGroupオープンソース• Javaの成功はSunのオープンな文化– たくさんのオープンソースが生まれた– 一方で企業としてはオープンソースに苦しめられた。オープンソースは儲からない• 勝者になるためにはオープンソースの戦略的な活用– Sunがやりきれなかったこと– IBMはLinuxやTomcatで成功– 現在はMicrosoftが積極的に活用中20
  • 21.
    Japan Java UserGroupEE4J• Eclipse Enterprise for Java– 2017年10月からJava EEの開発プロジェクトがEclipse主管に• OracleはJava EEに興味を失っていた– Java EEの開発が停滞気味でコミュニティでも問題視されていた– 今後の開発スピードアップに期待21
  • 22.
    Japan Java UserGroupJJUGの話22
  • 23.
    Japan Java UserGroupJUG• Java User Group– 世界中にあるJavaコミュニティの総称• 頭に地域名を付ける(例:Japan JUG)• 日本ではJJUG、関西、岡山、広島、女子部など• https://community.oracle.com/community/java/jug– あくまでも「ユーザー」の集まり• 自主的に始めて、自主的に続けるもの• Oracleは支援する立場で各国で関係性は異なる• 北米では関係が薄く、アジア圏では関係が強め23
  • 24.
    Japan Java UserGroup世界のJUG• 有名どころはJCPにも積極的に参加– ロンドンJUG– SouJava(ブラジル)• Devoxx– https://devoxx.com/– 2001年に始めたカンファレンス• 主催がベルギーのJUG– いまでは世界各国で数千人規模になった24
  • 25.
    Japan Java UserGroupJJUG• Japan Java User Group– 2007年に設立• 初代会長は丸山 不二夫さん– ちょうどSunが落ち目になっていたころ• 2006年:Java SE 6• 2011年:Java SE 7– 日本のJavaを盛り上げよう!ということでスタート25
  • 26.
    Japan Java UserGroupJJUGの規模• 現在– 7194名(Doorkeeper登録数=会員数)– CCCは1000人規模260100020003000400050006000700080002013/082013/102013/122014/022014/042014/062014/082014/102014/122015/022015/042015/062015/082015/102015/122016/022016/042016/062016/082016/102016/122017/022017/042017/062017/082017/10
  • 27.
    Japan Java UserGroup世界におけるJJUG• 世界でも大きなJUG– 東京という都市の強さ– 北米は小さい– Java Championが2名• 認知度高め– なぜかロゴTが人気– イベントにも登場• JCPなどには積極的な参加ができていない– 今後のテーマ27
  • 28.
    Japan Java UserGroupJJUGの活動• イベントの実施– JJUG CCC(年2回)で21回目– ナイトセミナー(毎月1回)• 地方JUGイベントへの講師派遣• Java関連イベント後援/協賛• 国際会議への派遣28
  • 29.
    Japan Java UserGroupボランティア• 基本的にはボランティア活動– 普段の活動とは別に活動– CCCの運営もすべてボランティア29
  • 30.
    Japan Java UserGroupJJUG幹事会• 幹事会– JJUGの中心的なメンバー– 月1回の幹事会– SlackやGoogle Driveなど利用• やっていること– イベント企画– Javaの発展のための寄与– もっとJCPにも関わっていきたい30
  • 31.
    Japan Java UserGroupお金• 会場や設備を借りるにお金が必要– CCC2回で800万円ぐらい– その他、地方派遣やイベント実施費用• すべてCCCのスポンサー費用でまかなう– スポンサーの目的は採用とマーケティング– コミュニティイベントを通じることでエンジニアと直接コミュニケーションができる31
  • 32.
    Japan Java UserGroupそうこそJavaコミュニティへ• 今日、来ている時点でJJUGメンバーです– Doorkeeperを使ったらメンバー• さらにもう一歩!!– JJUGで学んだことを仕事に役立てる– JJUGで学んだことを同僚に話す– JJUGで学んだことをSNSに書く– JJUGのイベントに登壇する– JJUG CCCのボランティアスタッフになる– JJUG CCCの幹事になる32
  • 33.
    Japan Java UserGroupまとめ33
  • 34.
    Japan Java UserGroupJava• Sunのオープン文化がJavaを成長させた– Java自体がオープンソースであり、仕様決定もオープンなプロセスになっている– 色々あったが常にユーザーグループが流れを作ってきた• 企業は戦略的にオープンソースを活用しなくてはならないし、その過程でエンジニアとの関係性を考えて行かないと行けない34
  • 35.
    Japan Java UserGroupJJUG• Japan Java User Group– 日本におけるJavaコミュニティ– 目的はJavaエンジニアがハッピーになること• 運営はボランティア– 全員ボランティアでやってます– そして、応援してくれるスポンサーがいます35
  • 36.
    Japan Java UserGroup困ったらスタッフまで!36

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp