Design Sprint Processデザインスプリントのプロセス詳細についてv2: http://www.slideshare.net/takaumada/design-‑sprint-‑guidebook-‑v2Takaaki UmadaAugust 25, 2014 (v 0.1, draft)Big Thanks to Google Ventures1
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このスライドは Design Sprint のファシリテーター向けに作られている• Design Sprint のおおよその流流れをつかめるように、プロセスを中⼼心に説明する• Design Sprint の意義について知りたい場合は別の資料料を参考のこと• http://www.slideshare.net/takaumada/design-‐sprint2Objectives of this Deck
デザインスプリントを実施して効果を上げたスタートアップの例例And Others….• Gmail, Google X, From Google Ventures 6Case Study: Design SprintBlue Bottle Coffee Pocket CustomMadeSales growth & Time on sitex2New users saved the first item more+58%Customer engagement+300%
コンフリクトを解消する (best shot を選ぶ) か、もしくはコンフリクトを並⽴立立させて battle roylae を⾏行行うコンフリクトに対して⼆二つの対処法がある。「Best Shot」か「BattleRoyale」である。Best な⼀一つのプロトタイプだけを作るか、複数のプロトタイプを作るか、である。Best shot はプロトタイプをより早く作れるし、ユーザースタディも簡単になるし、ユーザーの競合に対する反応なども聞く時間ができる。Battle royale は新しい領領域に対するアプローチの時に有効で、どの⽅方法がユーザーにとって最適なのかが分かる。ただし時間はかかるし、ユーザースタディの効率率率も悪くなる。なお⾯面⽩白いことに、 Battle royale はダークホース的なデザインがユーザースタディでは最もウケが良良かったりする驚きを提供してくれる。もちろんこれらのハイブリッドでも問題がない。たとえば best shot でプロトを作ってみたものの、ユーザースタディでうまくいかなければbattle royale を⾏行行う、など。最終的には gut check を⾏行行って best shot か battle かを決める。納得していない⼈人が多ければ battle すべき。383.2 Best Shot or Battle Royale?意⾒見見のコンフリクトを探すbest shot か battle royaleかを決める前提とテストの⽅方法を決める詳細なユーザーストーリーを描く1234
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検証するべき前提 (assumption) と、それに対応するテストの⽅方法を決めるユーザースタディでテストしたいことを決めるには、前提や想定(assumption) を明らかにすることが有効。テストに対する前提にはたとえば、ユーザーの前提(e.g. 写真をアップロードしたいユーザーがいる)、ビジネスの前提(e.g. 市場規模)、技術の前提、メッセージングの前提などがある。これらの前提を確認するためにプロトタイプを使ってテストする。たとえば、ユーザーが製品を使って写真を快くシェアするかどうか、といったようなものをプロトタイプを使ってもらってテストする。393.3 Test Your Assumptions意⾒見見のコンフリクトを探すbest shot か battle royaleかを決める前提とテストの⽅方法を決める詳細なユーザーストーリーを描く1234技術の前提はエンジニアに試してもらえばいいが、そのほかの前提すべてをテストできそうにない場合は重要度度の低いものは次に回す。どのコンフリクトを探求すべきか、どの前提のテストをするかを決めれば、次はついにプロトタイピングの時間。
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詳細なユーザーストーリーをホワイトボードに描き、プロトタイピングのベースとするプロトタイピングする前に詳細なストーリーボードをホワイトボードに書いていく。ユーザーが実際に体験するものになるので、click by click で画⾯面を分ける。これがプロトタイプの spec になる。なおこのストーリーボードはスプリント最後のグループワークである。ホワイトボードに⼤大きなグリッドを描き、それぞれの⼤大きさは A4 の紙 2 つ分ぐらい。それぞれのセルには⼀一つのアクションを置く。クリックやテキスト⼊入⼒力力、ピンチなどなど。セルの画⾯面の詳細は気にしなくていいが、すべてのアクションがストーリーに⼊入っていることが重要。403.4 Whiteboard the User Story意⾒見見のコンフリクトを探すbest shot か battle royaleかを決める前提とテストの⽅方法を決める詳細なユーザーストーリーを描く1234書いている途中に、ユーザースタディのことを考えながら書くといい。どうやって製品にたどり着くのか?等ファシリテーターは⼀一⼈人が全部を書かないように気を付ける。グループ全体が参与するように気を付ける。
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Day 3 のtips• 常に戦う準備をしておくこと (Keep the gloves off)• ストーリーボードを描くには、たくさんの⼩小さな決定をしなければならない。そのときに集団の同意を取るのではなく、CEO に “make the call” してもらう。• どうしても決められないときは battle royale にする• ただし Battle royale を「決めることから逃げる」ことに使わない41Tips for Day 3
Day 5 の⽬目的1.どのアイデアが受け⼊入れられ、どのアイデアが受け⼊入れられないのかを、ユーザーにプロトタイプを⾒見見せることによってテストを⾏行行い、テストを通して学ぶTips• インタビューはユーザビリティテストではない! 「顧客が製品をどのように理理解したか」「競合製品や代替品として何を使っているか」などを学習するためのテスト56Objectives of Day 5
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インタビューを効果的に⾏行行うためのリソース集インタビューを⾏行行うコツを解説したリソースは多数あるので、外部リソースを参照のこと。「半構造化インタビュー」で検索索すればある程度度 Web でもやり⽅方は書いてある。•本• Interviewing Users: How to Uncover Compelling Insights• Running Lean• About Face 3• ユーザビリティエンジニアリング• IDEO Human Centered Design Toolkit• Google Ventures• GV Guide to Research• Get Better Data from User Studies: 16 Interviewing Tips• How to Hack Your Body Language for Better Interviews• Startup Lab Workshop: User Research, Quick ‘n’ Dirty (Video)57New to Interview?
AV テストを⾏行行う利利⽤用するツールの AV テストは必ず事前に⾏行行う。特に、• ⾳音質• ビデオの位置• 画⾯面共有の状況については必ずチェックする。⾳音質が悪ければ conferencing microphone などを⽤用意する。また、観察ルーム側のマイクは mute にしておく。このテストはできるだけ毎セッションごとに⾏行行う。⼤大体デモには悪魔が潜む。615.3 Test the AV Ahead of Timeキークエスチョンをリスト化する観察ルームをセットアップするAV テストを⾏行行う役割分担を決めるインタビューを⾏行行う (BR 案すべて)振り返りミーティングを毎回⾏行行う123456次のスプリントの検討をする7
次のスプリントの計画を⽴立立てるインタビューがすべて終了了したら、スプリントを終わる前に次のスプリントについて検討する。その時、ケースによって次のスプリントを⾏行行うかどうかを決める。A) ほとんどの物事がうまくいったケース修正すべき点を⾒見見つけて、プロトタイプを修正し、Day 3 (Decide) からやり直すと良良いB) いくつかの⼤大きな疑問が⽣生まれたケース最も多いケースがこちら。いくつかは上⼿手くいったが、いくつかは微調整が必要、いくつかはダメ、というケース。幸いなことにプロトタイプは修正しやすいので、次のスプリントに⾏行行く。次のスプリントは Day 2 (Diverge) からやり直すと良良いC) 全部だめだったケースよくあるケース。ただ失敗ではない。何がダメだったか学べたのは前進であるし、実際にモノを何か⽉月も使って作ってリリースしたときよりも短い時間で分かったのは良良いことだと思おう。次のスプリントは Day 1 (Understand) から始めると良良い。その時に今回の結果を Day 1 の Exercise のときに使おう。665.7 How to Start the Next Sprintキークエスチョンをリスト化する観察ルームをセットアップするAV テストを⾏行行う役割分担を決めるインタビューを⾏行行う (BR 案すべて)振り返りミーティングを毎回⾏行行う123456次のスプリントの検討をする7
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Day 5 のtips• リサーチの前に• 必ず何を学びたいのかを明確にすること• ユーザーを dis らない• ユーザーが何かに困ったり⼿手が⽌止まったりしてもユーザーを⾮非難しない。デザインをテストしているのであって、ユーザーが変な⾏行行動をとったのはデザインのせいであり改善ポイントと考える• インタビューのこつ(代表的なもの)• メモのときには Why に集中する• ユーザーが考えていることを⼝口に出していってもらう (Think aloud)• ユーザーが⾔言ったことだけではなく⾏行行動も観察する67Tips for Day 5