青学大が東都6連覇!ドラ1コンビが制圧!DeNA1位の小田康一郎、指名に「見合った結果を残せるように」

この記事をシェアする

リーグ優勝を決めた青学大・小田は、ナインに囲まれてポーズを決めた(撮影・佐藤徳昭)

東都大学野球秋季リーグ第5週第4日(24日、神宮)3回戦2試合が行われ、青学大が亜大を3-0で下して2勝1敗とし、勝ち点4の9勝3敗で6季連続18度目の優勝を飾った。前日23日のドラフト会議でDeNAから1位指名を受けた小田康一郎内野手(4年、中京)は3打数無安打ながら、一塁での好守で勝利に貢献。チームは勝ち点で並んだ国学院大を勝率で上回った。6連覇は2011年秋-14年春の亜大以来史上3度目で青学大は初。11月14日開幕の明治神宮大会に出場する。

雨が降っては止んで冷え込んだ神宮が、青学大ナインの熱気で包まれた。たちまちグラウンドに広がった喜びの輪に、拳を突き上げた小田が笑顔で加わった。DeNAの編成幹部らが姿を見せた中、前日のドラフト会議に続く歓喜。「思ったよりうれしいです。4年生が先頭に立って引っ張ろうと始まったチーム。それが表れた試合でした」と胸を張った。

東都大学野球・秋季リーグ表彰選手

勝てば優勝が決まる秋季リーグの最終戦。中日からドラフト1位指名を受けた中西が中2日で先発し、スコアボードにゼロを並べた。エースの力投に打線が応え、六回に副将の初谷がリードを3点に広げる2ランを左中間席へ。最上級生が底力を見せ、青学大では初となる6季連続優勝を成し遂げた。

3番に座る小田のバットからは快音が響かなかったが、ベストナインに選ばれた一塁手としての守備で見せ場をつくった。先頭に二塁打を許した1―0の五回。次打者のバントを前進してさばくと、機敏に反転して三塁に送球し、進塁を阻んでピンチを断った。

小田と並んで取材に応じた主将の藤原は「小田君が打ってくれず、しんどい試合が多かった」と冗談めかして笑った。打力を買われる左打者は打率・171と苦しんだだけに「守備や声掛け、走塁で力になれればと戦っていた」と安堵(あんど)。母校を率いる安藤監督はほほえましい光景に「自慢の後輩たち」と目を細めた。

小田は取材対応や祝福の連絡の返信に追われた前夜、午前1時頃に就寝した。ドラフト1位指名と6連覇で名門の歴史に名を刻み、注目を集めて明治神宮大会に臨む。「1位で指名していただいたからには、それに見合った結果を残せるように。優勝のために仕事をしたい」。育ててくれた青学大にもう一つ功績を加え、ベイスターズのユニホームに袖を通す。 (鈴木智紘)

記者:鈴木智紘

スポーツ最新ニュース

大谷翔平

エンタメ最新ニュース

ヒューマン

ランキング

スポーツ連載

エンタメ連載