俳優、宝田明(83)が、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇で行われた特別上映会「さよなら日劇ラストショウ『ゴジラ(1954)』」のイベントに出席し、ゴジラトークを炸裂(さくれつ)させた。
宝田が出演したのは1954年に公開されたモノクロの東宝映画「ゴジラ」。怪獣映画の元祖と呼ばれる傑作で大ヒットを記録した。観客と一緒に同作を観賞した宝田は「モノクロの映画は訴える力がある」と感動の面持ちで、「初号を見たときあまりにゴジラがかわいそうで。彼自身も被爆者のひとり。人間の業というか、おいおい子供のように泣きました」と当時を振り返った。
ゴジラ映画のレジェンドとなった宝田は、俳優、渡辺謙(58)が出演した2014年公開の米国版「GODZILLA ゴジラ」(ギャレス・エドワーズ監督)にもキャスティングされていたことを告白したが、残念ながら出演シーンはカットされてしまったという。
「入国管理官役だったのですが、撮影が終わって結局、尺が長すぎてカットされた。渡辺謙のところを1、2分切ったらオレが入ったのに。でも、もしアメリカでまたゴジラ映画をやるときは『絶対宝田を出すんだ』って監督はいってくれてます」と秘話を明かした。
アメリカだけではなく日本でゴジラ映画の新作が企画された場合も、宝田は出演に意欲満々なところを見せた。
「私は今度、日本でゴジラ映画ができたら台詞も何もいりません。唯一アイコンタクトができる。ゴジラ、懐かしい、よく来てくれたなぁ、と」と目を細めた。怪獣のレジェンドと名俳優のコラボをぜひ見てみたい。(新ゴジラ)