内縁関係だった女に指示して女と15歳だった息子に愛知県小牧市の自宅で性的な行為をさせたなどとして、不同意性交などの罪に問われた20代の被告の男に、名古屋地裁は19日、懲役12年(求刑懲役15年)の判決を言い渡した。事件では、女も不同意性交罪で懲役4年の判決を受け確定している。
検察側は、被告の収入で暮らしていた女や、女の実子である当時15歳の次男に対し、意に沿わないと自宅から追い出すと脅迫したり、全裸に首輪をつけて生活させたりして支配し、主導して性的虐待を繰り返していたと指摘。弁護側は、女の証言は信用できず、証拠の裏付けがないとして無罪を主張していた。
判決によると、昨年6~7月に女と共謀した上で、自宅で女が次男に性的な行為をするなどした。
地裁は、公判で被告の氏名や年齢などを秘匿して審理した。





