岸田文雄政権の浮沈を占う衆院3補欠選挙の告示が1カ月後に迫った。自民党は「政治とカネ」の問題による議員辞職に伴う東京15区と長崎3区での独自候補擁立を見送る公算が大きい。東京15区は小池百合子都知事の出馬の臆測が出ており、その動向を探りつつ「相乗り」も模索している。
東京15区では先月、自民都連が候補者公募を決めたが、その後、党本部がストップをかけた。公職選挙法違反罪で有罪判決を受けた柿沢未途元法務副大臣の辞職に伴う補選のため、そもそも逆風である上、派閥パーティー収入不記載事件の影響もあり、クリーンなイメージを重視する公明党が自民公認候補への推薦に慎重だった。
今年1月の東京都八王子市長選では、自民、公明推薦の無所属新人が小池氏の支援も受けて辛勝した。自民は補選でも同様に、自公と小池氏が組む「八王子方式」での勝利を理想としている。
