オープンソースのデータベースPostgreSQLの商用サービスを提供しているCrunchy Dataは、WebAssembly化したPostgreSQLをWebブラウザ上で実際に動かしながらPostgreSQLの基本から性能分析などさまざまな機能を学べる「Postgres playground」を公開しました。
Webブラウザ上でPostgreSQLを動かすため、サーバを用意する必要もなく、万が一間違った操作でデータベースを壊したとしてもすぐにインストール直後の初期状態に戻せるため、気軽にPostgreSQLを使って動作を学ぶことができます。
WebAssembly化されたPostgreSQLにはあらかじめチュートリアル用のデータベースが備え付けられており、現時点ではデータを保存可能なパーシステントレイヤは実装されていません。そしてWebAssemblyのサンドボックス機能によって外部からの接続は不可となっています。
メモリは512MBが割り当てられており、今後さらに柔軟なコンフィグレーションを可能にするとのことです(また、現時点ではまだときおり怪しい動きをすることがあるとのことです)。
実際にPostgres playgroundにアクセスしてみると次のような画面が表示されます。
現在用意されているチュートリアルの種類は以下となっています。
それぞれのチュートリアルのボタンをクリックすると、Webブラウザのページが切り替わってWebAssembly版PostgreSQLが起動します。画面左にはチュートリアルの内容が表示され、画面右ではPostgreSQLが起動してコマンドラインが表示されます。

あとはチュートリアルの内容を読みつつ、コマンドラインを操作することで学習を進めていくことができるでしょう(チュートリアルの内容は英語ですが……)。
Crunchy Dataは今後もさまざまなチュートリアルを追加していくと説明しています。
クラウド
AWS /Azure /Google Cloud
クラウドネイティブ /サーバレス
クラウドのシェア /クラウドの障害
プログラミング言語
JavaScript /Java /.NET
WebAssembly /Web標準
開発ツール /テスト・品質

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
(詳しいプロフィール)
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