米国でクラウドを活用したソフトウェアデベロッパーやアプリケーション開発者、運用スタッフなど、同社が「クラウドプロフェッショナル」と呼ぶITエンジニアの平均年収を始めとした各種調査結果「2022 Cloud Salary Survey」を、米オライリーが発表しています。対象は米国在住の18歳以上で、回答数は1408、有効回答は940。
The O’Reilly 2022 Cloud Salary Survey -- Are you paid what you’re worth? 7% of the respondents earned over $300,000 per year. Get the answers to your salary questions in the O’Reilly 2022 Cloud Salary Survey. Download your free copy today:https://t.co/yP0Zi3Nq7Lpic.twitter.com/VzMizJIHuv
— O'Reilly Media (@OReillyMedia)July 4, 2022
主な結果を見ていきましょう。
クラウドプロフェッショナルの平均年収は18万2000ドル(1ドル130円換算で2370万円、以下同じ)。最も多かった給与レンジは15万ドル(1950万円)から17万5000ドル(2275万円)で、全体の約16%を占めています。
全体の7%が年収30万ドル(3900万円)以上、2.4%が40万ドル(5200万円)以上。
リモートワークの割合は、63%がすべての勤務時間においてフルリモートで、31%が週に1日から4日程度リモートワークとのこと。
年齢別に見ると、45歳から54歳の年齢層が平均年収が19万6000ドル(2548万円)と最も高くなっています。ここをピークに年齢が上がるとともに年収は下がっていきます。
資格と給与の関係では、「Google Cloud Certified Professional Cloud Architect」や「AWS Certified Solutions Architect - Professional」など、アーキテクト関連が上位になっているところが目立ちます。
使用しているサービスの種類では、やはり仮想マシンとバケットストレージ(オブジェクトストレージ)、SQLデータベースがトップ3で、インフラのレイヤに近いところの割合がまだ多いようです。
資格や利用しているサービスを見れば、クラウドプロフェッショナルの仕事内容は日本のITエンジニアと大きな違いはないように見えますが、支払われる年収の面では大きな開きがあるのではないでしょうか。
そのほかの詳細については、ぜひ元記事の「2022 Cloud Salary Survey」をご覧ください。
クラウド
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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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