Googleが5月17日(日本時間5月18日未明)から開催中の年次イベント「Google I/O 2017」。初日の基調講演では、新サービス「Google Lens」の紹介や「Google Home」の日本発売、「Cloud TPU」や「TensorFlow Lite」の発表、新興国向けのエントリクラスとなる「Android Go」の発表などが相次いで行われました。
しかしその中でも会場からもっとも大きな歓声があがったであろうと思われるのが、プログラミング言語の「Kotlin」がAndroidの正式な開発言語になると発表されたときでした。

「Kotlinは完全にAndroidのランタイムと互換性があり、既存のコードとも相互運用でき、素晴らしいIDEサポートもある」(Stephanie Saad Cuthbertson氏。Director, Product management, Android)
発表に合わせて、今日リリースされた「Android Studio 3.0」の最初の開発版となる「Android Studio 3.0 Canary 1」でKotlinのサポートが行われました。
KotlinはJetBrainsが開発したオープンソースのプログラミング言語。JavaVM上で動作し、Java言語よりも簡潔で安全なコードを書けることなどを特長としています。

基調講演の会場には、JetBrains CEOのMaxim Shafirov氏も。

JetBrainsとGoogleは協力してKotlin Foundationを設立する計画があることも発表されました。
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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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