Appleが「M1チップ」を発表して以来、SoCに関してはApple Siliconの独壇場とも言える状況でした。
それまで主流だった「Intelチップ」のメリットがゲーミングのような超ヘビーな用途のみ…といってもいいような現状です。「省電力性」「バッテリーもち」「省スペース性」等、Mチップのメリットはてんこ盛り。価格とMac限定というあたりがアキレス腱ではありますが…。
ただ…。
スマホ用チップに関しては、昨年あたりから様子が変わり始めています。
これまで、こと「性能」においてはAチップが絶対的な強みを見せていたのですが、QualcommのSnapdragon X EliteはAチップ越えをしているとのデータも登場していました。どうも直接比較の検証をあまり見かけませんし、いくら性能が高くてもバッテリーもちが悪ければ…等々の総合力の問題もありますので、一概にどちらがいいとは言えませんが、性能面で「iPhone危うし…」という話題自体が現れたこと自体が異常事態ではあります。
そして…。
この度、この話題がPCにも広がるか可能性がある…という記事を見かけました。
記事によると、
Snapdragon X Eliteの後継チップとなるSnapdragon X Elite Gen 2のテストが行われており、その仕様が判明したとWinFutureが伝えている
ということです。
この「Snapdragon X Elite Gen 2」は、「QualcommのPC向けチップ」とされているとのこと…。
いよいよQualcommがSoCのPCチップを登場させる…ということ自体で緊張感が生まれますね。
その詳細としては…。
・最大18コアCPU(Snapdragon X Eliteは最大12コア)
・RAMを統合し、Apple M4のような構成になる可能性が濃厚
・システム・イン・パッケージ(SiP)を採用しRAMおよびSSDを統合する可能性高い
とのこと。
もろにMチップを意識して「RAM統合」とのこと。
そして、驚くべきことに「SSDまでチップ内に内包する」ということなのです!
これはちょっと驚きですね。
RAM、SSDを統合することでより効率的なデータ転送が生まれ、Mチップ以上の性能を生み出すことを狙っているのでしょうか?
バッテリーもちに関しても好条件となりそうですね。
それにしても…。
SSDをチップに統合することができるんですね?
その考え方自体が全く無かったので、非常に驚きました。
ただ…。
どうしても「発熱」の問題はより大きくなるでしょう。
ラップトップ型PCにおいては、常にサーマルスロットル現象が取り沙汰されますので、Qualcommがこの部分をどのように解消してくるのかに興味があります。
いずれにせよ…。
いよいよAppleも安心できない状況になりつつあるようです。
ガチンコ勝負をしてもらって、Apple側があらゆる面で緊張感をもって臨まなくてはならないような状況を是非ともつくってもらいたいものです。
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