飯塚事件で、科警研が1992年に行ったMCT118法による鑑定写真ネガフィルムのデータ。左右両端と中央は型を測る物差しに当たるマーカー(旧型)。その他が、被害者に付着していた血痕や心臓血など8種類の試料から検出された型。型を示すバンドは幅広で、「鬼の面」のように両端が流れている。確定審では四角い枠内の現像写真のみ証拠採用されたが、再審請求後に弁護団の求めでこのネガデータが開示された。弁護団は○で囲む部分に「真犯人の型が写っている。科警研が意図的に隠した」と主張する。 (弁護団提供)
1992年に女児2人が殺害された「飯塚事件」で、94年の久間三千年(みちとし)元死刑囚=執行時(70)=の逮捕前、捜査側を一時「足踏み」させた鑑定結果があった。それは、...
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西日本新聞
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