DyDoの2〜10月、純利益94%減 国内飲料の苦戦響く
ダイドーグループホールディングス(GHD)が27日発表した2025年2〜10月期の連結決算は、純利益が前年同期比94%減の4億6800万円だった。主力の国内飲料事業で販売数量が減ったほか、コーヒー豆などの原料高が響いた。自販機運営で一部協業しているアサヒグループホールディングスのシステム障害の影響は「現段階では限定的」とした。
売上高は3%増の1849億円だった。トルコ子会社は価格改定を継続して実施した効果などで、現地通貨ベースの売り上げが約1.5倍になった。営業利益は18%減の52億円だった。海外飲料事業の利益は同期間で過去最高を更新したが、国内飲料事業がふるわなかった。
トルコは過去3年間の累積インフレ率が100%を超えた。2〜10月期はトルコ事業を巡る超インフレ会計の適用により、純利益が20億円押し下げられた。
26年1月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比3%増の2434億円、最終損益は30億円の赤字(前期は38億円の黒字)を見込む。
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