住友商事、SCSKへのTOBが成立 完全子会社化へ
住友商事は13日、システム開発大手SCSKへのTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。スクイーズアウト(強制買い取り)の手続きを経て、完全子会社化する。SCSKは2025年度内に上場廃止になる見通し。買収総額は約8800億円となる。
TOB価格は1株あたり5700円で10月30日〜12月12日に実施した。住友商事はTOB開始前からSCSKの株式の50.54%を保有しており、今回のTOBでの取得分を合わせると保有比率は88.63%になる。今後、残る株式の取得手続きを進める。
住友商事は10月にSCSKを完全子会社にすると発表していた。SCSKのシステム開発力を取り込み、人工知能(AI)を用いた社内の業務改善を進める。SCSKは住友商事の世界10万社の顧客網を活用して海外展開を広げる。住友商事の資本のもとでIT(情報技術)コンサルティング企業や海外の同業企業との提携・合併も検討する。
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