新興国株式ファンドの1年リターン、中国株式型が首位
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新興国の株式相場が堅調だ。2025年の1年間のパフォーマンスを見ると、韓国総合株価指数(KOSPI)は70%超、ブラジルの代表的な株価指数であるボベスパ指数は30%超など、米国S&P500種株価指数の16.39%を大きく上回る市場もあった。足元の新興国株式型ファンドの運用成績はどうか。国内公募の追加型株式投信(上場投資信託=ETF、ラップ・SMA・DC専用などを除く)のうち、純資産総額(残高)100億円以上の新興国株式型(QUICK独自の分類)の26年1月末時点の1年リターン(分配金再投資ベース)をランキングした。

首位はアモーヴァ・アセットマネジメントの「深セン・イノベーション株式ファンド(1年決算型)」で64.22%。中国のシリコンバレーとして知られる深圳証券取引所に上場するイノベーション関連銘柄に投資する。中国の金融緩和や今後の経済政策への期待感などが株価を後押しした。
2位はHSBCアセットマネジメントが運用する「HSBC ブラジル オープン」の57.38%。ブラジルの証券取引所に上場する、ブラジル国内の企業および収益の大部分を同国内から得ている国外企業の株式へ投資する。インフレ鎮静化による利下げ観測などが好感され株高につながったようだ。
3位はベアリングス・ジャパン「アジア未来成長株式ファンド」の56.37%。日本を除くアジア諸国の製造業を中心に、高い成長が期待できる企業へ投資する。運用会社の月次リポート(25年12月末時点)によると、国別構成比率は香港33.5%、台湾27.4%、韓国21.2%と、これら3カ国で80%以上を占めていた。
新興国には先進国を上回る潜在的な経済成長力があり、新興国株式への投資は高いリターンが期待できる。半面、市場規模が小さく、政治情勢などのカントリーリスクなどもあり、投資の際には注意が必要だ。
(QUICK資産運用研究所 小山乃正)
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