シャインマスカットのNZ生産許可、小泉農相「産地の理解なく進めず」

小泉進次郎農相は26日の記者会見で、農林水産省がニュージーランドで日本産高級ブドウ「シャインマスカット」の生産許可を検討していることについて言及した。「産地のみなさんの理解がないまま進めることは全くない」と強調した。
海外での生産認可を巡っては、山梨県の長崎幸太郎知事らが見直しを求めている。小泉氏は「適切な契約のもとで日本産の正当性を主張する一つの手段」だと説明した。生産認可を含む様々な検討を認めた上で「産地のみなさんには現状の説明とともに、輸出拡大への後押しを行う」と語った。
シャインマスカットは苗が2016年ごろに中国や韓国へ流出したとされ、東南アジアで日本産より安い価格で取引されている。農水省は流出に伴う損失額を少なくとも年100億円と試算している。
政府は20年に種苗法の改正によって新しい品種の海外への持ち出しを制限し、無断で持ち出した場合は生産や販売の差し止め対象としている。
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