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今も響く「山一証券」からの警鐘 取締役会は声あげよ
編集委員 小平龍四郎
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11月はコーポレートガバナンス(企業統治)について考える月だ。1997年11月の3連休前の金曜日、大手証券の一角だった山一証券の自主廃業が決まろうとしていた。ガバナンスが機能しない会社はどんな運命をたどるか。後世に伝えるべき破綻劇の瞬間だった。
だれも声を上げなかった
1997年11月21日の夜。東京証券取引所副理事長の鶴島琢夫が会社帰りに一杯飲もうとすし屋に入った時、大蔵省の審議官から呼び出し...
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