エノモト、新興運用会社ファンドノートが筆頭株主に

電子部品のエノモトは、創業家の資産保有会社から新興運用会社のfundnote(ファンドノート、東京・港)に筆頭株主が異動したと発表した。5日付でファンドノートが関東財務局に提出した大量保有報告書によって11月28日時点の議決権所有割合が10%あることが判明した。筆頭だったエノモト興産(山梨県上野原市)の7%を上回った。
エノモトの9月末の主要株主名簿にファンド社はなく、10月下旬から市場を通じて株式取得を進めていたとみられる。エノモトの武井勉執行役員は「株価が割安との判断でファンド社の投資信託に組み入れられたようだ」と述べ、今後は一機関投資家として対話があるだろうとみている。
エノモトは11月28日付で東京証券取引所の上場先がプライム市場からスタンダード市場に変更された。8日の株価は一時2325円を付け年初来高値を更新した。終値は前週末比136円(6.24%)高の2314円だった。
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