四経連と経団連が懇談会、人口減少対策やインフラ整備で意見交換

四国経済連合会と経団連は3日、松山市内で懇談会を開いた。四国で進む人口減少に対応し、スタートアップ振興などを通じ地域経済の持続的発展に向けて協力していくことを確認した。交通インフラ整備などについても意見交換した。
四経連は①地域経済の発展と人口減少対策②交流人口拡大やデジタルトランスフォーメーション(DX)推進③災害に強いインフラ整備――について問題提起した。経団連側からは脱炭素対応や新興企業支援、持続可能な観光政策の重要性について意見があがった。
懇談会後の記者会見で四経連の長井啓介会長は「四国や日本の未来を切り開くヒントを得た。東京一極集中への危機感も理解してもらえた」と振り返った。経団連の筒井義信会長は「人口減少などの危機意識を持ちつつ、前向きに未来に向かっていく挑戦スタンスを共有できた」と述べた。
懇談会には双方の関係者ら約160人が出席した。経団連一行は4日、国内造船最大手の今治造船の西条工場を視察する予定だ。
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