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安倍昌彦スポーツライター

1955年、宮城県生まれ。早大卒。アマ時代に捕手としてプレーした経験を生かし、ドラフト候補のボールを実際に受けて取材するスタイルを確立。通称「流しのブルペン捕手」。自身が責任編集を務める雑誌「野球人」を始め、著書、寄稿は多数。

25年ドラフト掛け値なし評価

ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

公開日: 更新日:
ソフトバンク城島CBO(C)日刊ゲンダイ
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 育成枠も含めて116名が指名された今秋ドラフト。果たして、最も「得した球団」と「損した球団」はいったいどこか。

 ドラフト候補の球を実際に受けて取材するスタイルを確立した、「流しのブルペン捕手」こと安倍昌彦氏が掛け値なしで評価した。

 今回は、「得した球団」について。

  ◇  ◇  ◇

 最も得した球団はソフトバンクです。王者の風格というか、強いチームらしいドラフトになりました。

 1位で佐々木麟太郎(米スタンフォード大)をサプライズ指名。本人は直メジャーも視野に入れている。場合によっては1枠を損する可能性はありますが、一方で2位から5位まで、4人の好選手を指名しました。

 2位の稲川竜汰(投手=九州共立大、右右)、3位の鈴木豪太(投手=大商大、右右)の両右腕を始め、球速などのデータだけでは分からない「実戦力」を兼ね備えた選手を揃えました。

 稲川は大学の先輩である大瀬良大地広島)に似たオーソドックスなフォームから、スプリットなど縦の変化が素晴らしい。大学1年の春から4勝0敗、リーグトップの防御率0.62をマークするなど、「4年後は1位確実」と言われた逸材。しかし、2年ごろから右膝を痛め、3年春に半月板損傷でメスを入れた。長期離脱を強いられましたが、今秋に見事に復活しました。厳しいリハビリに耐え、逆境を乗り越えたタフな精神力は筋金入りです。

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