
量子力学と私【新装版】
わが国に量子力学が伝来し、それが日本における素粒子論・場の理論の隆盛へと開花していく道筋を跡づけた講演・講義など10篇を収録。物理学の変革の時代に生き、数々の輝かしい業績を生んだ博士が回顧する1930-45年の物理学の軌跡。
[初版1983年7月、新装復刊2002年]
目次
量子力学と私
量子力学五十年によせて
量子力学と私
*
量子力学の曙
日本における量子力学の成立
量子力学の歩み
場の量子論をめぐって
戦時中の思い出
超多時間理論の誕生からくりこみ理論まで
*
対談 超多時間・くりこみ理論が生れるまで
わが研究の思い出——古い記憶から——
解説 山口嘉夫