調査・データ自動運転技術開発のT2(東京都千代田区)は25日、東京流通センター(TRC、大田区)、日本自動車ターミナル(JMT、千代田区)と共に、東京都大田区平和島の一部一般道区間を対象に、レベル4自動運転トラックによる幹線輸送実現を目指す取り組みを始めると発表した。対象区間での自動走行を前提に、具体的なルート、トラック受け入れ方法を3社で検討する。今後、大田区など地元自治体とも連携し、自動運転トラックの社会実装と物流現場への直接導入に向けた取り組みを進める。
T2は2027年からのレベル4自動運転トラック幹線輸送サービスの実現に向け、高速道路上での実証実験を続けている。トラックドライバー不足の解消と幹線物流の効率化を目標に、自動運転トラックの走行範囲を高速道路から一般道まで拡大し、さらに利便性の高い物流拠点の候補地を探索してきた。平和島は都心・東京港・羽田空港へのアクセスに優れた物流集積地。流通業務市街地法に基づく南部流通業務団地の中核を担っている。ここでの一般道走行拡大は、自動運転トラックが顧客物流施設に直接乗り入れる重要拠点の創出を意味する。
TRCとJMTは平和島エリアの南部流通業務団地にそれぞれ拠点を構え、長年にわたり流通インフラの運営管理を手がけている。3社は共同で幹線輸送のさらなる効率化や自動運転トラック受け入れに必要な道路インフラ整備、拠点のあり方検討、路車協調システム設置などを進める。T2は自動運転技術開発と走行ルートの策定を担当し、TRCとJMTは団地までの最適ルートや拠点利用形態の検討を推進する。大田区は本プロジェクトの社会受容に向けた行政支援や情報連携に取り組む。

▲平和島を走行するT2の自動運転トラック(出所:T2)
TRCは物流ビルやオフィスビルの運営・賃貸施設を展開し、構内には1600台超の駐車場のほか、飲食店、郵便局、診療所なども備えている。B棟・C棟・D棟といった大型マルチテナント物流施設や、専用バース、荷物用エレベーター(3トン)、ドックレベラーなどの設備も整っている。平和島は首都高速道路や羽田空港、大井埠頭に近接し、国内外へ効率よく荷物を配送できる。今回のプロジェクトにより、多様な物流基盤に自動運転トラックがシームレスに乗り入れられる体制が整える。今後は3社がそれぞれの担当領域や技術力を生かしながら、地域社会の理解醸成を進め、現場実装までの具体的な工程を段階的に明らかにするとしている。
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