ロジスティクス
ANAカーゴは2日、日本の航空会社として初めて導入した大型貨物専用機「ボーイング777F型機」が成田=上海(浦東)線で就航し、成田空港で開かれた初便就航セレモニーの様子を公開した。10月27日からは成田=シカゴ線に投入される。
同社の「ボーイング777F型機」の愛称は「ブルージェイ」。北米に生息する青い翼の鳥「アオカケス」を由来として、社内公募で決められた。主力貨物機である「‐767F型機」と比べて2倍の重量を搭載可能で、航続可能距離も1.5倍に伸びる。貨物室の高さも1.2倍になったことで、半導体製造装置や航空機エンジンなどの大型品、SUVなどの高さのある車も搭載可能になった。
同社はこれまで、沖縄貨物ハブを中心にアジア地域の貨物便ネットワークを保持していた一方、北米路線は旅客便だけ運航していた。中長期的に需要拡大が見込まれるアジア・中国と北米間に大型貨物専用機を投入することにより、アジア・中国・日本と北米間の大量輸送を実現する。同機の導入に合わせて、大型の半導体製造装置や医療機器などの衝撃リスクに配慮した輸送サービス「PRIO SENSITIVE」や、SUVサイズまでの完成車に対応する自動車輸送サービス「PRIO VEHICLE」などの新サービスを展開している。

エミレーツカーゴ、ボーイング777F型11機目を受領22/06/03
JALカーゴ、北京・東南アジア向け路線で機材大型化16/07/25
カーゴルックス航空、成田-ルクセンブルク線就航18/03/20
ANAカーゴ、自動車輸送特化の新サービス18/10/02

冷凍技術による食の感動が、物流の常識も変える25/10/24
チルド食品の賞味期限1.5倍で廃棄額235億円削減25/10/24
DHL、米国向け貨物対応の統合通関サービス開始25/10/24
技術承継機構、中古フォーク販売アドバンスを買収25/10/24
ヒガシHD、3PL拠点好調で通期上方修正25/10/24
KDマーケット、国内CMS市場の今後10年を分析25/10/24
米BLP、南カリフォルニアで物流施設2棟を取得25/10/24
AIで工事車両や救急車の接近検知、戸田建設が開発25/10/24
NTT-ME、コンテナ型データセンター事業に参入25/10/24
DPワールド、ロンドン港に自動化荷役システム導入25/10/24
金子国交相、ライドシェアに慎重姿勢25/10/24
日本郵船、東北電力向けLNG燃料石炭船が完成25/10/24
HMM、ハンファGらとゼロカーボン共同開発へMoU25/10/24


