ランキング
連載
著者Lindsey Ellefson - Lifehacker US [原文]翻訳ライフハッカー・ジャパン編集部

GoogleのNotebookLMに、また新たなアップデートが届きました。
ユーザー個人のニーズに合わせて専属アシスタントのように機能するこの多才なAIツール。今回の更新は、ずばり「視覚学習派(ビジュアル・ラーナー)」に向けたものです。
PDF、ウェブサイト、動画など、あなたが学習や整理のために読み込ませたソース資料。これらを、文字通り「一目でわかる」インフォグラフィックに変換できるようになったのです。
新しい機能の使い方は非常にシンプルです。すでにNotebookLMを使っている方なら迷うことはないでしょう。
私は今朝、早速これを試してみました。
まずは個人のChromeプロファイルに紐付いたNotebookLMアカウントで、プライベートで勉強している資料を使ってテスト。次に、仕事用のアカウントで、SAT(大学進学適性試験)の学習法に関する資料をまとめたテスト用ノートブックでも試してみました。
ちなみに、私は生活の場面ごとにChromeのプロファイルを厳格に分けていて、今は7つものプロファイルを使い分けているほどです。
正直に言うと、個人のアカウントでの結果は芳しくありませんでした。
ボタンには「BETA(ベータ版)」のラベルが付いていたのですが、その通りに動作が不安定だったのです。2回試してみましたが、残念ながら資料に基づいたインフォグラフィックを生成することはできませんでした。
しかし、仕事用のアカウントでは状況が違いました。こちらにはベータ版のラベルが表示されておらず、機能はスムーズに動作。以下のような画像をサクッと出力してくれました。

この機能は順次展開中のようなので、アカウントによって使えるタイミングが異なるようです。
私の場合は片方のアカウントですぐにアクセスでき、しっかりとしたインフォグラフィックが生成されたので、まずは一安心といったところでしょうか。
実は私自身、自分を「視覚学習派」だとは思っていません。
NotebookLMを使う主な目的は、アイデアを練り上げたり、「教育用音声クリップ(Audio Overview)」を作成したりすること。掃除中の「ながら聞き」ができる音声機能は重宝しています。
一方で、NotebookLM内にある「マインドマップ作成機能」はまったくといっていいほど使いません。フローチャート形式だと、どうも頭に入ってこないのです。学習スタイルは人それぞれですから、それはそれで構いません。
そんな私でも、今回生成されたインフォグラフィックには好感を持ちました。
簡潔で魅力的、そして興味を引くのに十分な詳細さがそこにありました。
普段の仕事や勉強で頻繁に使うかと言われれば微妙ですが、より視覚的に情報を処理したい人にとっては、間違いなく強力なツールになるはずです。
特に、線や箱が入り組んで複雑になりがちなマインドマップに疲れてしまった人には、すっきりとしたこの機能が救世主になるかもしれません。
リンジー・エレフソン
米Lifehackerにて学習法や生産性ハック、デジタルおよび家庭内の断捨離(整理整頓)に関するトピックを担当するほか、人間関係やパートナーシップ分野の記事を執筆するライター陣の統括も行っている。これまでに、Us Weekly、CNN、The Daily Dot、Mashable、Glamour、InStyleといった主要メディアで、主にメディア業界や政治ニュースを担当しキャリアを積んできた。近年はフリーランスのジャーナリストとして、薬物使用やオーバードーズ(過剰摂取)といった社会問題に焦点を当てており、Vanity Fair、WIRED、The New Republic、The Daily Beastなどに寄稿。BuzzFeed Newsに執筆した記事は、2022年のAmerican Journalism Online Awardで「最優秀フェイクニュース検証報道賞」を受賞した。ジャーナリストとしての活動に加え、最近ニューヨーク大学(NYU)グローバル公衆衛生学部にて公衆衛生学修士号(MPH)を取得。「Opioid Policy Institute(オピオイド政策研究所)」と連携し、薬物使用報道におけるメディアバイアスの研究も行っている。プライベートでは、Schwinn(シュウィン)認定のスピンバイク・インストラクターというアクティブな一面も。2023年にはダンキンドーナツ主催のコンテストで見事優勝し、「1年分の無料コーヒー」を勝ち取ったというユニークな実績の持ち主。ニューヨーク在住。
Source:NotebookLM
あわせて読みたい
新着記事
ランキング
新着記事