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2025-11-23

「iOS 26.2」で追加される10以上の新機能をまとめて確認

AppleはiOS 26の新バージョンとなる「iOS 26.2」のテストを進めており、12月中旬頃にリリースされる見込みです。iOS 26.2は、多くの機能追加や変更が含まれており、特に日本のユーザーに重要な変更があります。これらをMacRumorsがまとめています。

リマインダーのアラーム機能

iOS 26.2では、Appleのリマインダーアプリでリマインダーにアラームを設定できるようになります。
リマインダーを追加する際、時間を選択し「緊急」オプションをオンにすると、指定した時間にアラームが鳴ります。

ロック画面

ロック画面にLiquid Glassスライダーが追加され、時計の外観をカスタマイズ可能になりました。「ガラス」オプション使用時、スライダーで時刻表示をほぼ透明にしたり、曇りガラス風の見た目に変更できます。

時計のデザインをより不透明にしたい場合にLiquid Glassの外観を完全にオフにする「ソリッド」トグルも引き続き利用可能です。また、時計の色オプションも引き続き使用できます。

Liquid Glass設定

透明度を低下させる新機能「色合い調整」オプション使用時、アクセシビリティ設定の「透明度の低下」および「コントラストの向上」と併用できないことを示す警告が表示されます。

色合い調整モードを有効にすると、「透明度を低減」と「コントラストを上げる」が自動的に無効化されます。これまでのベータ版では、これらの機能を手動で無効にしない限り色合い調整モードを有効にできませんでした。

AirDrop

Appleは新しいAirDrop機能を追加し、連絡先として登録しなくても一時的にファイルを共有できる方法を実装します。

iOS 26.2では、連絡先リストにない相手と共有できる「ワンタイムAirDropコード」を生成するオプションが追加されました。このコードを使用すると、30日間の有効期間内にAirDrop経由でファイルを交換できます。
ワンタイムコードを共有した相手は、設定＞一般＞AirDrop から「Manage Known AirDrop Contacts／既知のAirDrop連絡先を管理」をタップすることで管理できます。

Apple Music

iOS 26.2ではApple Musicにオフライン歌詞表示機能が追加され、Wi-Fiやモバイルネットワークに接続していない状態でも楽曲の歌詞を表示できるようになります。

睡眠スコア

iOS 26.2およびwatchOS 26.2では睡眠スコア範囲が改訂されます。

非常に低い：0-40 (従来 0-29)
低い：41-60 (従来 30-49)
普通：61-80 (従来 50-69)
高い：81-95 (従来 70-89)
非常に高い：96-100 (従来 90-100)

Appleによると、睡眠スコアは睡眠時間、就寝時間、睡眠中断を考慮し、毎晩の睡眠の質を表す数値として算出されます。この機能は、iOS 26の動作するiPhoneのヘルスケアアプリ、watchOS 26の動作する全てのApple Watchモデル睡眠アプリで利用可能です。

ポッドキャスト

Podcastsアプリは3つの新機能をサポートします。自動生成されるチャプター、トランスクリプトやプレイヤーから他のポッドキャストの言及を確認するオプション、エピソードページでポッドキャスト内で言及されたリンクにアクセスする機能です。

パスワード

パスワードアプリの「設定」に、サインイン時にパスワードを保存しないウェブサイトを管理するオプションが追加されます。

EUにおけるAirPodsのリアルタイム翻訳

iOS 26.2により、EUでAirPodsのリアルタイム翻訳機能が利用可能になります。

リアルタイム翻訳機能により、異なる言語を話す相手の言葉を理解できます。たとえば、自分が英語を話し、相手がフランス語で話しかけてきた場合、SiriがAirPodsを通じてその内容を英語で伝えます。
お互いがAirPodsでライブ翻訳を使用している場合に最も効果的です。相手がAirPodsを着用していない場合、iPhoneに相手の言語でのリアルタイム文字起こしを表示できます。

ライブ翻訳は、最新のファームウェアをインストールしたAirPods Pro 3、AirPods Pro 2、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載したAirPods 4で利用可能です。この機能は米国および一部の国でiOS 26と同時にリリースされましたが、EUではiOS 26.2まで利用できませんでした。AppleはEUのデジタル市場法への準拠を確保するため追加の時間が必要だったと説明しています。

AirPodsでライブ翻訳を使用する方法

対応するAirPodsに加え、Apple Intelligenceを有効化しAppleの翻訳アプリをインストールしたiPhone 15 Pro以降が必要です。

iOS 26.1時点で、AirPodsのライブ翻訳が対応する言語は、日本語、中国語（北京語、簡体字）、中国語（北京語、繁体字）、英語（英国、米国）、フランス語（フランス）、ドイツ語（ドイツ）、イタリア語、韓国語、ポルトガル語（ブラジル）、スペイン語（スペイン）です。

iOS 26では、AirPodsを持っていなくとも、メッセージ、電話、FaceTimeの各アプリにライブ翻訳機能が組み込まれています。

フリーボード／Freeform

Freeform／フリーボードアプリがテーブルをサポートします。

天気

天気アプリが今後の降雨や気象条件に関して「来週の金曜日」や「来週の火曜日」といった相対的な時間指定による警報をサポートするようになることを示唆するコードが発見されています。

Apple Newsの刷新

Apple Newsアプリに「フォロー中」専用タブが追加され、スポーツ、パズル、政治、ビジネス、フードなどのトピックへ素早くアクセスできるボタンが配置されます。

通知の画面フラッシュ

iOS 26.2では、通知受信時にiPhoneの画面が点滅可能になります。これまではiPhoneのリアカメラのLEDフラッシュのみに限定されていました。
設定のアクセシビリティ＞オーディオとビジュアル＞通知時の点滅で、LEDフラッシュ、画面、その両方から選択可能になりました。設定をオフのままにすることもできます。

強化された安全アラート

設定の通知セクションに「Enhanced Safety Alerts／強化された安全アラート」セクションが追加され、地震警報や差し迫った危機警報の管理、位置情報を利用して警報の信頼性を向上させる改良されたアラート配信機能が利用可能になります。

計測アプリ

Appleの計測アプリでは、水準器にLiquid Glassデザインが採用され、2つの白い円ではなくLiquid Glassの気泡が表示されるようになります。

ゲームアプリ

iOS 26.2でゲームアプリに追加される新機能を確認するスプラッシュ画面が追加されます。ゲームライブラリのフィルタリングオプション、コントローラーでのゲームアプリ操作の改善、ゲームプレイ中のチャレンジスコアのリアルタイム更新などが含まれます。

CarPlay

CarPlayアプリで、メッセージアプリ内のピン留めメッセージを無効化する機能がサポートされます。

メニューアニメーション

The Liquid Glass animation in iOS 26.2 beta 2 is amazing, feels like what was shown off at WWDCpic.twitter.com/J6YruZz4cR
— Aaron (@aaronp613)November 12, 2025

画面端に配置されたボタンから展開するポップアウトメニューのアニメーションが、WWDCで披露されたアニメーションのように、より速く弾むような動きに改良されます。

プライバシー

iOS 26.2インストール後、初めてAppleアカウントにアクセスすると、Appleアカウントのプライバシー情報が更新された旨の通知が表示されます。これにより、Appleによる個人情報の収集・利用方法がより明確に説明されます。

日本限定の変更箇所

Siri以外の音声アシスタントをサイドボタンに設定可能に

現在、サイドボタンを長押しするとSiriが起動しますが、Siri以外に変更するオプションは用意されていません。日本のiPhoneユーザーは間もなく、AlexaやGeminiなどの音声アシスタントをデフォルトで起動することが可能な新しいオプションを選択できるようになります。ユーザーがサイドボタン機能を利用するには、アプリ開発者がこの機能を採用する必要があります（詳細記事）。

検索エンジンの選択

iOS 26.2インストール後、日本のiPhoneユーザーは優先検索エンジンの選択を促されます。選択肢はBing、Google、DuckDuckGo、Yahoo! Japan、Ecosiaで、日本以外のユーザーがSafari設定で利用可能なオプションと同じです。重要な点はインストール後すぐに選択画面が表示されることです。ユーザーは明示的に検索エンジンを選ぶ必要があります。他のほとんどの国ではGoogleがデフォルト検索エンジンであり、iPhone初回起動時に別の選択肢を選ぶプロンプトは表示されません。

日本以外のiPhoneユーザーも他の検索エンジンを選択できますが、設定変更には設定のSafariセクションを開く必要があります。

代替アプリストアが利用可能に

日本でiOS 26.2のベータ版を実行中のiPhoneではAltStore PALやEpic Gamesなどの代替アプリストアをインストール可能で、そこからアプリをダウンロードできます。ただしFortnite（フォートナイト）のアプリ内課金は現在Epicによる地域制限が適用されているようです。
日本では「スマホソフトウェア競争促進法」（スマホ新法）が2025年12月18日に施行予定となっており、それに合わせて代替アプリストアが利用可能になると思われます（詳細記事）。

テキサス州のApp Store変更

iOS 26.2では、2026年にテキサス州で施行される「App Store Accountability Act ／App Store説明責任法」への対応を支援する開発者向けツールが追加されます。テキサス州のAppleユーザーはAppleアカウント作成時に18歳以上であることの確認が必要となり、保護者は子どものApp Storeダウンロードやアプリ内取引について同意を提供する必要があります。
Appleはユーザーの年齢層情報を開発者と共有し、開発者はアプリの重要な変更を保護者に通知するシステムや、保護者がいつでも子どものアプリアクセス権を解除できる仕組みを実装する必要があります。

iPadOS 26.2のマルチタスク機能

iOS 26.2ではなく、iPadOS 26.2における重要な機能追加です。iPadOS 26.1で導入されたマルチタスク機能を拡張し、アプリライブラリ、Dock、SpotlightからアプリをSlide Overやタイル表示にドラッグ＆ドロップできるオプションが追加され、iPadOS 18からiPadOS 26への移行で削除された機能が一部復活します。

リリース時期

Appleは現地時間12月9日（火）から16日（火）の間にiOS 26.2をリリースすると予想されています。日本時間ではそれぞれの翌日未明となります。

Source:MacRumors

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